ビルドモア新聞 vol.1 2005.3.10
昨年の申で還暦を迎えました。 記念になるものを試行錯誤
した結果、自らの思いを陶芸にぶつけようと考えました。
きっかけは、5月の連休に、母の別荘を大掃除しに弟と一緒に
何日も生活した時でした。
一日の作業を終え、海っぺり
の温泉につかり、地元で取れ
た魚や、それこそ新鮮なイカ
など思いっきり買って、皆で
へたくそ料理を作って、ビール
をぐびぐび飲みながら、わいわ
い歓談していた時です。
弟がなにげなく言った言葉が
きっかけです。 彼は、左手
が不自由なので{もうちょっとこ
こが深く、幅が広かったなら}と、
茶碗の底の高台部分について
語った時でした。
私は今まで、何気なくただむ
さぼり食べていたことに、一気に気が
つきました。 そうだ、ぜったい、ちょうど彼にピッタリな茶碗
を造ってあげよう。
今まで、陶芸など一回も挑戦したことがない私に、まさに、電撃
が走ったのです。
それから、窯元探しが始まりました。 4箇所6軒目で、益子焼
の長宝陶芸店さんに出会ったのです。 師は、心から歓迎して
くださり、自らチャレンジしてくださいました。
ご夫婦で創りあげてくださった器は、正月のお雑煮に間に合った
のです。
そうです、わいわいがやがやは、ご想像にお任せします。
