谷中散策(西日暮里〜鴬谷)

本郷台地の東側、不忍通りが谷となり、その先に上野へ続く台地が延びている。
今回その台地の縁を散策してみた。
JR西日暮里から鶯谷までの西に広がる斜面に、結構面白いポイントが散在している。


西日暮里駅西側の台地は道灌山と呼ばれ、江戸時代には眺めが良く、薬草が豊富で有名だったと言う。

台地の上に諏訪神社が鎮座し、珍しいブロンドの狛犬が守っている。(写真右)

近くに荒川区立第一日暮里小学校があるが、そこに珍しいフクロウの像がある。
石彫家飯田雅光氏の作で、「正直親切」の文字は、卒業生だった高村光太郎の直筆である。(写真下)

冨士見坂は、都内各地に残っている地名「冨士見」のなかで、珍しくもいまだに富士山を眺めることができる。
右上写真の中央部---遙か彼方のビルの間に、条件が良いと富士が顔をみせていた。
現在、かなたのビルの間にマンションが建設され、その面影が消えた。


旧い裏道にも洒落た店が増えた。
冨士見坂を少し先に歩くと、ログハウス風のスイス料理レストランがある。
喫茶もあり、一休みには打ってつけだ。(写真右)
このあたりは寺が多い。由緒を質し、じっくり観歩くのもよさそうだ。
朝倉彫像館も一見の価値十分。(写真右下)
ただし、現在は改装工事中。
坂を下った先に岡倉天心記念公園がある。(写真左下)


朝倉彫像館の先に、旧い質屋がギャラリーを開いている。(写真右上)
大きな倉を利用した面白い試みだ。

根津神社下から谷中に向かって登る道の途中に、谷中の猫情報を発信している店がある。(写真左下)
休日は若い女性がよく覗いている。

坂を上りきると、古色蒼然とした建物が見える。(写真右下)
珍しい大名時計が集められている。


大黒天経王寺は、慶応四年の上野戦争のときに、敗走した彰義隊士をかくまったため、政府軍の攻撃を受けたという。
山門に残っている銃弾跡が当時を偲ばせる。
(写真上)

ここから上野に向かう路地に、洒落た喫茶店がある。
中がギャラリーになっていて、ムード満点。ただし、禁煙だ。(写真右)