東京の国宝・重要文化財(建造物)を訪ねて

文京区(1)

根津神社(重要文化財)-----東京都文京区根津1

根津神社は今から1900年前に日本武尊が創祀したと伝えられ、現在の社殿は徳川綱吉が奉建したものと言う。根津権現とも呼ばれ、境内の見事な2000坪のツツジ苑が有名。
社殿(本殿、拝殿、幣殿)、唐門、桜門、西門、透塀(東西北の3点)の7点が建造物重要文化財に指定されており、貴重性が高い神社である。

江戸時代、神社前には岡場所(私娼屋が集まった歓楽街)があった。
明治になると「根津遊郭」と呼ばれて賑わったようだが、東京帝国大学が近くに造られることで、州崎の移転したという。

門前にある染物舗の横壁に史跡掲示がある。→ (クリックで拡大表示)

--------------------重要文化財・拝殿------------------

社殿は、拝殿(拝礼する建物)、幣殿(供え物をする建物)、本殿(神体を祀る建物)からなっており、拝殿と幣殿が廊下で繋がる権現造り様式になっている。
拝殿前に唐門を配して透かし塀で社殿を囲っている。

・・・重要文化財・幣殿、本殿 ・・・

←・・・ 重要文化財・唐門・・・ 

・・・・・・重要文化財・透塀(唐門の東、西、北)・・・・・・

←・・・ 重要文化財・楼門・・・ 

↓・・・ 重要文化財・西門・・・ 

------重要文化財(美術工芸品)・青銅燈籠------

拝殿前の左右一対の青銅燈籠が建っている。
1710年に藤堂和泉守高敏(伊勢国津藩の第5代藩主)が奉納したものという。