東京の国宝・重要文化財(建造物)を訪ねて

文京区(2)

旧加賀屋敷御守殿門(重要文化財)-----東京都文京区本郷7東京大学構内

重文:赤門(通称)

旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門であったが、現在は東京大学キャンバス南西部に位置しており、俗称「赤門」として利用されている。
切妻造で左右に唐破府風造の番所を置いた重厚なもので、1827年に造られたもの。
1931年に重文指定となった。

正面左右を囲む白壁

東大構内から見た赤門


旧東京医学校本館(重要文化財)------東京都文京区白山3-7-1

東京大学の前身にあたる東京医学校時代の建築物。竣工したのは明治9年(1875年)。明治44年に従来設置されていた屋上の時計台等を撤去・縮小、昭和44年に現在地に移築された。
木造二階建、桟瓦葺、正面玄関及び中央部塔屋付。
大学発祥の由緒を持つ史的価値も評価され、1970年に重要文化財の指定を受けた。

← 正面ポーチ ↓

内部展示室の一部


護国寺本堂・月光殿(重要文化財)------東京都文京区大塚5

不老門

仁王門

護国寺は正式名を「神齢山 悉地院 護國寺」と称し、天和元年(1687年)徳川綱吉が母桂昌院の願いにより創建したものと言われている。
元禄時代に建立された仁王門は、切妻造り丹塗の八脚門で、左右に金剛力士像と二天像が安置されている。その先の石段中腹に、昭和13年に造られた不老門の先に、観音堂(本堂)が位置している。

・・・・・重要文化財:護国寺本堂・・・・・

建立は元禄10年(1697年)。桁行7間、梁間7間の入母屋造、瓦棒鋼板葺構造の観音堂で、元禄時代の建築工芸の粋を結集したものとして、評価が高い。昭和6年(1931年)に、元禄文化の華麗な様を伝えるものとして、重要文化財指定となった。

・・・・・重要文化財:月光殿(旧日光院客殿)・・・・・

大津三井寺の日光院客殿を移築したもの。
建立は桃山時代(1573〜1614年)で、当時の書院風建築の代表作と言われている。
桁行7間、梁間6間、入母屋造、正面軒唐破風付の構造で、昭和6年(1931年)重要文化財に指定された。


旧磯野家住宅 表門・主屋-------東京都文京区小石川五丁目19番4号

表門

主屋

実業家の磯野敬氏が建設した住宅。銅板瓦屋根など、外壁などに銅板をふんだんに使用したことから、銅御殿などと呼ばれていた。

主屋は大正元年(1912年)に建造された木造、一部3階建ての銅板葺。車寄を備えた書院棟、3階の応接棟、平屋根の台所棟などになっている。表門は大正2年(1913年)竣工、桧の太い丸太を使った四脚問である。
明治末から大正初期に造られた伝統的な木造建築を生かした近代和風建築作品として、その価値が認められ平成17年(2005年)重要文化財の指定を受けた。(現在、主屋に近づくことは出来ず、細部鑑賞は無理な状況)。