東京の国宝・重要文化財(建造物)を訪ねて

町田市

旧永井家住宅(重要文化財)-----東京都町田市野津田町薬師池公園内

多摩丘陵にあった農家で、昭和50年にこの場所に移築復元されたもの。
建築年代は江戸中期(西暦1601〜1700年)頃と推定されている。

寄棟造、茅葺、平面は三間取広間型で、側周りは開口部が少ない閉鎖的な造りになっている。

都内では最古の民家で、神奈川県の古民家と酷似しており、分布を知る重要な遺例となっている。

1978年に重文指定を受けている。

← 軒下簀子天井

↓ 三間取広間の土間部分


旧荻野家(東京都指定有形文化財)----東京都町田市野津田町薬師池公園内

江戸末期に医院として建てられたもので、昭和48年に現在の場所に移築復元された。茅葺、入母屋造で、二つの土間と四つの部屋から成っている。表に向いた二部屋を診療に使用されていたようで、間取など町家に近い点などが評価されているという。

← 薬剤室

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