東京の国宝・重要文化財(建造物)を訪ねて

目黒区

円融寺釈迦堂(重要文化財)------東京都目黒区碑文谷一丁目

重要文化財・釈迦堂(旧本堂)

閑静な住宅街に佇む「円融寺」は、1500年前の平安時代に創建されたと伝えられている。
重要文化財に指定されている「釈迦堂」は、室町時代に建築されたとされ、都内の国宝「正福寺の地蔵堂----東村山」に次いで古い建造物になる。
本来は茅葺きであった入母屋造りの屋根は、昭和27年に銅板に吹き替えられた。
重要文化財に指定されたのは明治44年(1911年)で、正福寺地蔵堂(昭和3年重文指定、昭和27年国宝指定)より古い。


・・・・・・・・・・円融寺:その他の文化財・・・・・・・・・・

仁王門(目黒区指定文化財)

簡素ながら堂々とした仁王門は、中に収められた仁王像が作成された時期---永禄2年(1559年)頃の建立と考えられているが、江戸時代の大改修で初期の面影は残っていないという。
仁王門の両脇に安置されている「黒仁王尊」は、東京都指定文化財になっている。

阿弥陀堂

← 山門

天保4年(1833年)、工匠黒田重兵衛恒久、瓦匠勝清によって作られたもの。
江戸期の名門に数えられると言われる。

旧本堂(重文指定の釈迦堂)の後ろに、昭和50年(1975年)に建立された新本堂。平安朝阿弥陀堂様式に沿って建設されたもので、実質的な円融寺の要になっている。

五重石塔(目黒区指定文化財)

鐘楼

梵鐘(重要美術品)

目黒区の指定文化財になっている「五重石塔」は、円融寺の前身である日蓮宗法華寺の開祖日源上人の供養塔。
鐘楼は平成元年に再建されたもので、旧鐘楼は寛永4年(1751年)に建立されたもの。
現在の梵鐘は、寛永20年(1+643年)に作られた物で、昭和18年(1943年)に国の重要美術品に指定されている。