東京の国宝・重要文化財(建造物)を訪ねて

豊島区

自由学園明日館(重要文化財)-----東京都豊島区西池袋2-31-3

重要文化財・中央棟

帝国ホテルの設計者、フランク・ロイド・ライトと、その弟子遠藤進の設計。大正10年(西暦1921年)に中央棟と西教室棟、大正14年には東教室棟、昭和2年に講堂が完成した。(明日館解説による)

平成9年(西暦1997年)に「流派的又は地方的特色において顕著なもの」として、「中央棟」「東教室」「西教室」「講堂」が重要文化財に指定された。

水平線を強調する低い軒高と、日本では大谷石を多用するライトの特徴がよくでている。
幾何学的な建具の装飾も特徴の一つで、「草原様式」と呼ばれる一連のライト作品の象徴。(明日館解説による)

重要文化財・東教室
重要文化財・西教室

← 中央棟内の食堂

食堂次の間→

幾何学的な建具や装飾が、知的な美しさを醸し出している。

← 内部の柱にも大谷石を大胆に使用。何故か暖かみを感じさせる。

中央棟のホール------→

礼拝堂でもあったこのホールは南面にこの建物の特徴である幾何学文様の大窓を配している。
西側の壁面には、生徒が描いた旧約聖書「出エジプト記」の壁画がある。(明日館解説による)

重要文化財・講堂

生徒数の増加によって、本館の南面に新設されたもの。外観は本館と較べると大分地味な感じがする。

ライトの弟子、遠藤新が設計した。ライトの流れに沿って幾何学的構成で簡潔にまとめている。

講堂内部(北面)→

講堂内部は外光を存分に取入れ、幾何学的シンメトリーな構成で知的な雰囲気を醸し出している。

↓講堂南面