1998.3伊豆甘夏通信 1998.3.16
3年つづきの夏の日照り(小雨)で去年は甘夏が不作。産直の募集を取り止め、ごぶさ
たしていますが、お元気ですか。最近、環境ホルモン(性ホルモン様化学物質)やダイオ
キシンの危険性がマスコミでも取り沙汰されています。自分や家族の健康を害さないため
にも、生活の中で、具体的な対応が肝心ですが、どうしていますか。
伊豆の松崎農場では、冬至の頃は2時半には山に日が落ち、4時半には夕闇に包まれて
いた伊豆の農場も3月に入って、5時半すぎてもまだ薄明るさが残っています。2月13日
に初鳴きした『うぐいす』は朝から夕方まで「ホーホケキョ」と縄張りを宣言して鳴き続
けています。特に朝方と夕方は、鳴き方に力が入っているようです。
甘夏の実は、秋まではまだ緑色をしていましたが、冬に入って黄色くなり、この頃は、
日増しに大きさを増しているようです。実は、同じ大きさでも、重さはそれぞれことなっ
ています。それは、実ごとに糖度が増していく違いがあるからだろうと、私は推測してい
ます。今年の甘夏は、EM菌の発酵肥料の効果が少しずつあがってきたのか、去年よりも
甘い実をつけている樹があります。
2月16日朝、赤がえるの産卵を発砲スチロールの水溜まりで確認しましたが、3月2日
から次々オタマジャクシに孵っているのを見つけましたが、はじめ、孵ったばかりのオタ
マジャクシは、頭もしっぽも同じように細長く、ハッキリしなかったのが、いまでは、頭
は丸くなり、小さいながらも立派なオタマジャクシになりました。
2月9日の夜、この冬初めての来訪者になった『いたち』は、その後しばらくは台所に
出没していたが、暖かくなってくるとともに、来なくなりました。
春を告げる花は、梅は、小梅から花が咲き出し(12月3日頃から)、2月21日には種から
育った梅の樹の三本の内の一本が白い花を3つつけ、豊後梅や南高梅も花を咲かせていま
す。水仙は、早いものは、12月から咲いていますが、いまから八重咲きのラッパ水仙が咲
こうとしています。チューリップの芽は、2月15日に出そろいました。去年の秋に種を蒔
いた、名前のわからない草花の一つが、白やピンクや赤の花を咲かせ始めました。山の中
の一年は、冬から春、春から夏、夏から秋、秋から冬へと、4回に節目しかなく、冬の中
に春がもう始まっているように、都会の一年と比べて、一年が短いように感じます。
「ケア生活くらぶ」の農場「いのちの杜」のご案内
住所 〒410-36静岡県松崎町八木山3281 (岩科南側3281)
(1) 電車の場合
@ 伊豆急・下田駅まで行き
バスで 下田〜松崎 松崎〜八木山橋へ
A 東海道線の沼津まで出て
船で沼津港〜松崎(約1時間20分)まで行き バスで八木山橋へ
B 東海道線の三島〜修善寺まで電車に乗り継ぎ
修善寺から松崎行きのバスにのってさらに八木山橋へ
バスに乗る場合、八木山橋まで通しでも切符を買うことができます。
(2) 自動車の場合
東京から
@ 東名高速道路〜東名裾野・沼津から
136号線を走って・修善寺・土肥・松崎と西海岸コース 松崎まで約210 キロメ
ートトル
A 246(厚木)〜平塚(西湘バイパス)〜早川〜箱根新道〜三島へ出て
136号線を走って・修善寺・土肥・松崎と西海岸コース 松崎まで205 キロメー
トル
B 246(厚木)〜平塚(西湘バイパス)〜早川
伊豆の東海岸を下田回りで松崎に出る 松崎まで約220 キロメートル
松崎から■下田〜松崎の幹線道路の一本南の道〔松崎〜蛇石〕を東に向かう。
道路の分岐点は、松崎からマーガレットラインに向かう道との三叉路(時計台あり)
を左(東)に向かう。しばらく走ると〔蛇石〕の看板あり。
松崎町の分岐点から5.5kほど走ると、八木山という部落に出ます。
八木山橋を越えないところ(左手手前)に〔下川商店〕あり。確かめたくなったらそ
このおばさんに「白砂さんのミカン山はどっちですか?」とでも聞いてください。
まだ、農場『いのちの杜』で知られていません。
さらにここから2キロ山に入るのですが、
■橋の手前を右にまがって細い道を行き、次の橋の手前を右にまがっても山へ入ってい
ってもよし、
■橋を渡って坂を登ってしばらく行くと、部落の外れを右に入ってすぐに橋をわたる道
があるので、そこから入って、次の橋を渡って、山にぶつかったところで左に山へ入
っていってもよい。
■山へ入ってからは、「オレンジの里」の看板を目安にして右へ右へコースをとって、
舗装された道だけを走ってください。舗装されていない道が右手にあっても入っては
いけません。川口農園というミカン山の上隣が目的の場所です。おつかれさまでした
。
ここ何年かの伊豆の農場
ごぶさたばかりしています。甘夏を送っている人とは、一年に一度、甘夏を介して行き
来はあるのですが、会員のみなさまには、久しぶりの報告です。
最近は、甘夏の収穫作業も私にはきつくなり、また、伊豆の山の中での開拓作業(山を
削り、谷を埋めて平らな土地を広げる)に付随してやることにきりがないため、夜になる
とぐったりして、とても、他の集中してやらないとできないことは、後回しになっていま
す。そこで、伊豆の経費に関して決算をしたりとか、一年の報告書をまとめたりすること
が、後回しになっている間に、4年が過ぎてしまいました。
それ以上に今の私には、会として、会費や出資金をいただいている会員のみなさまに、
会費をいただいている程にまともに責任を果たせない始末です。そんな中、『ケア生活く
らぶ』をどう運営していくのか?とか、どうしたら、私たちが提案している『共同住宅』
を創る資金を作ることができるのか?ということも、手に余る展望の見えないものになっ
ています。
幸い、伊豆の農場の谷は、第2段階の作業がほぼ終わりに近づき、いよいよ隣の土地と
の境に、石垣を積み上げる段階に入ってきて、あとどれ位の時間でできるとはいえません
が、さきが見えてきました。
私たちの農場の奥が11年前、別荘として開発され、定住している家も何軒かあるので、
身を潜めていた猪が、1998年秋から私たちの農場の山の一帯に、あからさまに出没し、人
にも目撃されるようになりました。これは、日本の各地で現れている現象ですが、山に植
林した木が大きくなっても、手入れの施されない森林が増えて餌になる木の実を落とす木
が減った上、1998年秋には山の木の実が不作だったので自然界に、野性動物の食物が不足
しているのが原因でしょう。
伊豆の私たちの農場の近辺の猪は、人家に隣接した場所の山の木影すみかを作って住み
着いてるようです。農場のみかん山の段々畑でも、最近は、みかんの木があっても、収穫
にいかない上段の木陰に、落ち葉をUの字形に堤防のように敷きつめて、Uの字の中は窪
んでいて、そこも落ち葉で敷きつめてある、猪のすみからしい場所を、今年になって見つ
けました。そして、そのまわりには、けもの道がいく重にも山の斜面を巡っています。こ
の、猪の巣らしい場所からは、私たちの農場に建ててあるプレハブや人の動きが手にとっ
て見える場所です。この巣は猪が出産する時に使うようです。
去年(1999)の3月末に、遠藤滋氏の生活を追ったドキュメンタリー映画『えんとこ』が
完成しました。監督は、彼の立教大学時代の学友・伊勢氏。いま盛んに各地で自主上映が
なされています。『えんとこ』上映委員会(・03-3406-9455)
今回、ここ何年かの報告をまとめる段になって、伊豆に日記を置いてきてしまい手元に
資料がないので、何年か前のことを思い出そうとしても、毎年、少しずつ違うこともして
いるけれども、毎年、同じような作業の繰り返しでもあるので、さてとなると詳しく思い
出せない始末。あしからず。
1996年
以前からショベルカーが不調で、劣化した部品を交換すると、しばらく動くけれど一
週間ぐらいするとエンジンが止まるというショベルカーの不調が続く。ショベルカーの
劣化した部品を見つけ、その部品を探して交換するまで23か月かかるというサイクル
を繰り返す。
3〜5月 筍の収穫。4〜6月 甘夏の収穫。
1997年 この年もショベルカーが不調で、劣化した部品を交換すると、しばらく動くけれ
ど一週間ぐらいするとエンジンが止まるというショベルカーの不調が続く。また、土木
用キャリアがブレーキの故障で方向転換が自由にできなくなってしまう。機能しなくな
った部品を探したりするが、何分にも古い機械だったので見つからず。
3〜5月 筍の収穫。4〜6月 甘夏の収穫。
1998年
この年もショベルカーが不調で、劣化した部品を交換すると、しばらく動くけれど一
週間ぐらいするとエンジンが止まるというショベルカーの不調が続く。
これまでの土木用キャリアがブレーキの故障で方向転換が自由にできなくなって、土
木作業に危険を感じるようになったので、中古の土木用キャリアを改めて買う。
3〜5月 筍の収穫。4〜6月 甘夏の収穫。11月の秋の収穫期から3月初旬にかけ
て、近辺の山一体に猪が出没し、私たちの農場にもやってきて、秋の収穫物のさつまい
も・自然薯・里芋・稲穂などを猪に食べ荒される。
1999年
98年12月末から1月初旬にかけて、新しく手に入れた土木用キャリアで、谷に落とし
てあった手で持てる石を集めて、運び、農場入口のがけに石積みをして石垣を作る。20
00年6月現在、石垣の長さ16m・高いところで高さ2m。
1月20日、クボタ建機に依頼してショベルカーの部品(燃料ポンプ)を交換して機械
の不調を改善する。その後、2月いっぱい入口、山側の崖を削るが削りきれず、2mの
高さで崖が残ってしまう。
3月初め、白砂巌の東京の家を取り壊すことになり、本『だから人間なんだ』の在庫
や畳・アルミサッシなどを伊豆に運び込むため、9畳の物置を新築する。 3月10日引
っ越し。3月11日、雨の中、荷物の運び込み。
5月21・22日 西伊豆町の堤さんの加勢で、2月いっぱいかけて削れなかった農場入
口の山側の崖を削り、入口の通路を広くする。これまで入口の幅は2m程しかなかった
ものを、広いところで4m位になった。夏にかけて、さらに山を削り谷を埋める。この
時の作業で、これまで広く感じていた谷が、一段、狭く見えるようになった。
1月から3月初旬にかけて、猪にたけのこを食べられる。
3〜5月 筍の収穫。4〜6月 甘夏の収穫。但し、この年は、前年からの日照りの
影響で実にスカスカの部分が出てしまい不作だった。
この秋も収穫期の里芋などを食べに、私たちの農場に猪が出没する。
10・11月 空豆・きぬさや類・大根類の種と赤玉葱の種・苗を植える。
2000年
1月20日ショベルカーをひっくり返してしまう。幸い、運転者の白砂巌に怪我はなし
。1月22・23日 南伊豆の山本さんに手伝ってもらい、私たち夫婦と3人でチェーンブ
ロックという道具を使って、ひっくり返したショベルカーを引き起こす。
3月〜4月 だいこん・聖護院だいこん・菜っ葉類を収穫する。
3〜5月 筍の収穫。4〜6月 甘夏の収穫。
5月 絹さやなどのえんどうまめ類・空豆収穫。赤玉葱収穫。
6月 梅収穫。
1月から5月にかけて、猪にたけのこを食べられたり、畑を掘り返される。6月にな
っても猪が食べ物を求めて歩き回って(チューリップ・ムスカリ・ユリの球根を食べら
れたり、植えたばかりの里芋を掘られて食べられて)いるので、畑にしている場所の一
部に囲いを作って、夏野菜などの種や苗を植える。
今年の農場のまわりのその他の野性動物
2000年2月15日、うぐいすが鳴くのを初めて聞く。
3月、いたちが餌を求めて台所に出没。
4月26日夜、車で山を下りる時、隣の川口農園の道で、子供7匹ぐらいを連れた母親
の猪に会う。
5月3日朝、農場入口の道沿いの杉の木に子りすがいるのを目撃。
5月初旬、やまがらが設置した巣箱でひなを育て、巣立っていった。
5月12日pm5:30頃、農場の敷地内にまるまるとした子うさぎを目撃。その後、何日か
あとにも、同じうさぎを見かける。
5月30日買い物のかえり、八木山の部落から山に入ったところの道路上で、子供のい
たちが2匹、取っ組み合いをして、でんぐり返ししながら道路の上を進んでいくのを目
撃。
甘夏を注文される時は
1999年は、甘夏の実が日照りが続いたことによる干ばつの影響で、実にスカスカの部
分が出てしまい、甘夏の注文取りはしませんでした。
2000年の今年は、印刷などの準備・手配ができず、甘夏の注文取りをしませんでした
。そこで、来年からも、甘夏の注文取りはあえてしませんので、甘夏を注文される方は
、3〜6月初旬にかけて、伊豆の方へ、電話かファックスで連絡を入れてください。フ
ァックスの場合、自動的に同じ番号で切り替わります。