百観音巡拝を終えて


百観音巡拝を終えて CommentsAdd Star

百観音巡拝を終えて
西国巡礼は関東の人達(私感)から見ると憧れの巡礼です。往復1000K以上(車の走行距離)の道程へて行かねばなりませんでした。
寺院拝観にも、坂東、秩父から比べると規模の大きい寺院が多く、1寺院の拝観にも時間が必要です。費用の面でも、車移動になると、駐車場代、拝観料ご朱印代等その他で坂東、秩父の4倍は必要です。やはり西国巡礼は「公家の巡礼」意味が分かります。しかしその分仏像、庭園、造作、重塔等は素晴らしく、坂東、秩父はない魅力に感激しました。今度また時間が出来たら行きたいと思う寺院も多々有りました。

坂東巡礼は、関東6県の巡礼となります。交通の便が厳しい場所がかなりありますが、車移動ですと比較的カーナビで、スムーズに巡る事が出来ました。(車1台がやっと通れる幅の山道もかなりあり)但し鎌倉周辺や東京の寺院は西国的寺院が多く、交通機関も良いので車移動は渋滞覚悟でした。
埼玉、茨城、群馬、栃木、千葉は殆ど駐車場料、拝観料が無料です。公共交通を利用する方は、最寄り駅、バス停から歩く距離を覚悟する必要があります。また札所案内板が少ないので、事前のチェックが必要です。札所のお寺さんも煌びやかではありませんが、重厚な感じが致しました。(どの寺にも気風あり、宝探しの様な奥深い寺院を見つける事も)寺院側も巡礼を受け入れ方が自然です、人も少なく寺内をのんびり気ままに拝見出来ました。
巡礼する、そのものが坂東なのですね。やはり武士の巡礼の言葉そのものだと思いました。

秩父巡礼は、庶民が気楽に巡る事が出来る、時間がある方は巡礼道を歩くのもまた楽しいかも知れません。巡礼をする人には優しく、案内板も詳しく出ています。日帰り温泉も(数が多く)楽しみでした。費用もご朱印代とお賽銭位でした。住職さんとも気軽に言葉が交わせるお寺さんも沢山有りました。来年は御開帳の年で私も来年また行きたいと思います。札所のお寺さんも田舎的で素朴な感じで、また私の好きな素敵なお地蔵様が沢山いらしてお顔見ているだけで心が和みました。規模は小さい寺院でも、中々深いです。

百観音巡拝を終えて・・・私は去年の7月に坂東巡礼から始め、最初に結願したのが坂東でした、その後秩父巡礼を巡りながら。西国巡礼を結願、最後に秩父にて百観音巡拝を無事に終える事が出来ました。私にとって巡礼とは信仰心からではなく、色々な寺院歴史、魅力ある仏像の拝観、優しいお顔の地蔵様に会える楽しみでした。、日本全国行きたい所だけの旅よりも、目的のある旅をしたかったのだと思います。私の憧れでもある、白洲正子さんの様な旅の思いが出来れば幸せだと思いました。(観音様の事、巡礼の目的、観光地にはない隠れた里の魅力を教えて頂きました)年齢的に何時まで旅が続けられるか分かりませんがこれからも無理をせず気ままな旅を続けたいと思います。

書きたいことが沢山あって簡単にまとめるのは難しいですね。画像も全札所で700枚以上になります、これから整理するのも大変です。(笑)


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