青蛙房  図書目録

【 新刊と重版 】

  銀 座 復 興 新派朗読劇脚本集
                                  新刊
 成瀬芳一 脚本
水谷八重子や波乃久里子を中心に名作を数多く上演している新派。その豊かな表現の演技と、脚本を手に感情を抑えた演技と、解説者としての演技の三つの詠み分けという、新派の芝居のもうひとつの「カタチ」である。
新派文芸部・成瀬芳一の脚本による、芝居ファンはじめサークルやカルチャーの台本としてもとりくめる「新派」名作脚本集。
第一集として『鶴八鶴次郎』(川口松太郎原作)、『「婦系図」より湯島境内』(泉鏡花原作)、『振袖紅梅』(川口松太郎原作)、『銀座復興』(水上瀧太郎原作・久保田万太郎脚色)の四作品。

四六判 200頁  ISBN978-4-7905-0322-4 C0074

定価1890円
(本体1800円)
 江戸の下水道
                         新装版
 栗田 彰著
江戸の下水に流れるものは、川そして海を汚さない生活排水と雨水だけ。屎尿は肥料になるのだから流さず溜めておく。江戸期の下水に関する資料は少ないが、古川柳のなかに詰まっていたのを東京都下水道局の著者がていねいに江戸ざらえ。

四六判 264頁 2刷       ISBN978-4-7905-0880-9

2,520円
(本体2,400円)
 江戸の生薬屋
                          新装版
 吉岡 信 著
お上にふりまわされながらも、知恵と工夫でたえる江戸時代の生薬(きぐすり)屋。式亭三馬、滝沢馬琴、山東京伝のように宣伝の巧みさで儲けるものが残っていく。江戸時代の製薬関係者たちは医療をどのようにとらえていたかを考察。

四六判 256頁 3刷  ISBN978-4-7905-0879-3

2,625円
(本体2,500円)
 あんけら荘夜話
                           新装版
 桂 文枝 著
昭和二十二年に四代目文枝に入門。滅びかけた上方落語を支えた青春時代。三枝、きん枝、文珍らを育てた裏話。平成四年に五代目襲名。芸能生活五十年の師匠の半生記。

四六判、304頁      ISBN978-4-7905-0878-6

2,940円
(本体2,800円)
 寄席切絵図      〔青蛙選書54〕
                               新装版
 
 六代目三遊亭圓生
大正大震災前の、寄席芸能華やかなりし頃、東京15区の市内だけで90軒、全国で130軒もの寄席が栄えていた。記憶力抜群の圓生師の寄席にまつわる今昔譚100余の繁盛記録。喜多川周之が描く、東京・横浜の詳細な寄席切絵図33枚を挿入。

A5判、308頁               ISBN978-4-7905-0877-9

3,150円
(本体3,000円)
 新版 寄席育ち        〔青蛙選書5〕
                                7刷出来
 
六代目三遊亭圓生
「かつての噺家さんの伝記や芸談は、読み物として大そう面白いけれども、資料的には、やや物足りないものがあった。そこへ行くと圓生師は、明治・大正・昭和三代を生き抜いて来た数少ない生証人の一人なのなのだから、この本は、資料としても内容のあるものにしたかった」(編者・山本進)
1900年(明治33)生まれ。五つの歳から寄席にでて話芸ひとすじに生き抜いてきた根っからの寄席芸人、圓生師の口跡そのまま落語的描写の面白さを堪能させてくれる素噺一代記。


A5判、368頁、6刷      ISBN978-4-7905-0105-3

3,675円
(本体3,500円)
 正蔵一代        
                       新装版


 東大落語会編
芸術祭賞、紫綬褒章、勲4等瑞宝章の八代目林家正蔵。その長い経歴と見聞による話題の豊富なこと無類で、生い立ちの身の上話は懐かしい市井の風俗史となり、得意の怪談噺や芝居噺は稀有な資料となる。語り口そのままの筆録。

四六判 328頁       ISBN978-4-7905-0876-2

2,940円
(本体2,800円)
新版 三遊亭円朝      〔青蛙選書36〕
                               新装版
 永井啓夫著

落語ファン待望「円朝研究」の基本書、新装版出来。落語界中興の祖といわれ、「塩原多助」「累ヶ淵」「牡丹燈籠」「死神」「黄金餅」などを創作、演じた円朝。30歳で明治維新を体験し、文明開化の東京で近代化の先頭に立つことになった円朝。創作「塩原多助」は修身教科書にも採り上げられて国民的理想像となった。軽薄な演芸とみられていた落語を高い境地に導いた円朝の、その波乱の生涯。友好関係、全作品はこの一冊で網羅。新発見の資料が加わる。

A5判 292頁 新装版      ISBN978-4-7905-0875-5 C0076-5

2,940円
(本体2,800円)
 日本橋魚河岸物語       〔青蛙選書.65〕
                                 新装版
尾村幸三郎 著

徳川家康の入府以来、繁栄の江戸とともにあった日本橋魚河岸は、大正12年の大震災で消え去った。生まれ育った日本橋魚河岸の町、仕事、暮らしの再現のために、魚問屋「尾寅」13代目の懇親の筆業。【青蛙選書65】

A5判 368頁        ISBN978-4-7905-0165-7

3,780円
(本体3,600円)

 江戸売笑記       〔青蛙選書60〕
                              新装版
宮川曼魚 著

深川八幡にあった名代の鰻屋主人・宮川曼魚は、歌俳諧、邦楽にも堪能の趣味人で、昭和2年発行の元版は遊里風俗入門のテキストとして評判を得た。絵図を増し、読み易く現代表記にして「青蛙選書」として復刻。さらに「新装版」として再登場。【青蛙選書60】

A5判 268頁        ISBN978-4-7905-0160-2

2,835円
(本体2,700円)
 女藝者の時代        〔青蛙選書45〕
                             新装版
岸井良衞 著

三味線芸の女芸者が江戸宝暦期に生まれて、昭和33年の売春防止法までの260年間、その風俗の推移を時代に分けて年表風にたどる。新吉原・深川・柳橋・新橋・赤坂などそれぞれの「街」の伝統と風習。附録に「花柳用語」「芸者の足袋」「三味線の長箱について」。芸妓の写真や浮世絵80点余。【青蛙選書45】

A5判 456頁        ISBN978-4-7905-0145-9

4,515円
(本体4,300円)
 引札絵ビラ風俗史    〔青蛙選書59〕
                                    新装版
増田太次郎 著

江戸後期から、配る広告「引札」、貼る広告「ビラ」が行なわれはじめた。著者の膨大な数のコレクションから精選して、広告の歴史・引札や絵ビラの作者・職種・配布地域など、1枚1枚ていねいに考察。江戸から明治の庶民生活を知る重要な手がかりにも。図版130点余。

A5判 304頁        ISBN978-4-7905-0874-8

3,885円
(本体3,700円)
 この母ありて
                           2刷出来
木村 隆 編

スポーツニッポン新聞に8年間も連載した人気コラム「母 ― 今も聞こえるあのオフクロの…」が待望の1冊に。各界で活躍する78人がインタビューで語ったそれぞれの「母の人生」の味を、じっくりご賞味いただきたい。

四六判 248頁           ISBN978-4-7905-0372-9

1,995円
(本体1,900円)
 岡本綺堂 江戸に就ての話
                               新装版
岸井良衞 編

江戸通の岡本綺堂の戯曲・小説・随筆すべての著作から、江戸に関する事柄を集めて事典風に編集。各項目の梗概は作品の人物たちのナマ語りなので、実に分かりやすい用例である。江戸への関心・理解がより深まる絶好の江戸入門書。

四六判 512頁      ISBN978-4-7905-0514-3

4,725円
(本体4,500円)
 落語地誌
江戸東京<落語場所>集成
                          2刷出来
栗田 彰 著

落語は消えていく東京の地名を残す貴重な音源資料。落語に語られる150地名の場所の今昔を、元東京都下水道局勤務で上下水道や川に関する著作も多く、古川柳研究でも著名、江戸風俗にも精通の著者がこしらえた東京古地図。落語の引用もたっぷり、口調もやわらか。「風俗画報」の記事や報道画家・山本松谷の図版も多数。

四六判 248頁      ISBN978-4-7905-0253-1

1,995円
(本体1,900円)
 幕末明治実歴譚        〔青蛙選書37〕
                         新装版
綿谷 雪 編
さきに発行した『旧事諮問録』『幕末の武家』に連なる、みずからの体験を語るノンフィクション。「名家談叢」(明治28年~31年発行)の中より、読みごたえのある、◎攘夷党を名とする大盗「青木弥太郎懺悔談」 ◎水戸天狗党の戦記「筑波騒動実歴談」 ◎村田銃の発明に至る経緯「村田銃発明談」 ◎講釈師初代桃川如燕の事歴「桃川如燕の伝」 の4篇を選ぶ。生の語り口そのままの迫力。

A5判 424頁    ISBN978-4-7905-0873-1

4200円
(本体4000円)
 精神科医の落語処方箋
                           新刊
中田輝夫 著
会社で家庭で学校で、ストレスがたまってとても苦しい。そんな症状には「笑い」療法が打ってつけ。精神科医がすすめる処方落語47噺の効き(聴き)どころと36項目の対処エッセイ。ストレスに負けないために普段から「笑い」の蓄積を。好評『精神科医の落語診断』『落語に学ぶメンタルヘルス』に続く心の健康エッセイ集、待望の第3冊目。

四六判 248頁      ISBN978-4-7905-0299-9

2,205円
(本体2,100円)
 野球と私
                            新刊
前田祐吉 著
伝説の早慶六連戦をはじめとして、数々の大勝負を指揮した、元慶應大学野球部の前田監督。前後あわせて18年間つとめ、チームを各大会の優勝に導く。以降は全日本チームの強化責任者、アジア野球連盟事務局長として尽力。アマチュア球界の重鎮、その半生をふりかえる。

四六判 232頁      ISBN978-4-7905-0337-8

2,100円
(本体2,000円)
 【素人だから跳べるんだ】
 私の発明ノート

                                 2刷出来
前田祐吉 著
孫悟空の如意棒のごとく棒がのびれば火災や水難から人命救助ができる。バードストライクや人身事故は網で防ぐ。無限滑走路で飛行機事故ゼロに。ペットボトルは再利用すべき。さらにインド人もびっくりの九九計算まで。
元慶應大学野球部の前田監督の別の顔は驚きのアイデアを次々とひねり出す発明家。

四六判 168頁      ISBN978-4-7905-0336-1

1,575円
(本体1,500円)
 【卒サラ川柳】
 卒サラも遠くなりにけり
                         新刊

企業OBペンクラブ 編著
定年後、「家庭」という新天地に飛び込んだ元企業戦士たち。燃え残る働き心と遊び心の理想と現実のはざまで、泣き笑い365連休の想いを川柳とエッセイにこめて。好評『【卒サラ川柳】不良老人たちの溜息』の続編。

四六判 160頁     IABN978-4-7905-0422-1

1,680円
(本体1,600円)
 桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み

                             新刊
四代目 桂 文我 編
昭和30年代につづられたその日記には、上方落語界の先輩後輩がたくさん登場する。負けまいとするも自らの芸にうんざりする日々。やがて新作落語や大喜利台本、義太夫の床本までこなすインテリ噺家の、まさに華ひらく直前の姿だ。桂文紅の珍品絶品落語4席のお楽しみ附。

四六判 256頁      ISBN978-4-7905-0287-6

2,310円
(本体2,200円)
 明治東京歳時記
                    新装版
槌田満文編
明治東京鳥瞰、四季の行楽、月々の行事、季節の物売り、社寺の縁日に大別。明治時代の生活風物詩をたずねて、小説、詩歌、日記、新聞記事、回想録などが残すイメージに拠って当時の印象を再現。
「風俗画報」や「東京名所図会」に描いた明治の報道画家・山本松谷の風俗画を見開きページに99枚。

A5判 424頁      ISBN978-4-7905-0126-8

3,990円
(本体3,800円)
 歌舞伎名作事典
                        2刷出来
金沢康隆編
現行の歌舞伎のうち古典の400点を選び、その成立・梗概・鑑賞の三方面から検討した歌舞伎細見。附録に作者列伝。口絵に内容分類した舞台写真32枚。歌舞伎ファン・研究者必携。

四六判、二段組 400頁    ISBN978-4-7905-0570-9

3,990円
(本体3,800円)
 團菊以後
                       新装版
伊原青々園著
明治36年に9代目市川團十郎と5代目尾上菊五郎が歿して、明治歌舞伎は終焉した。その後の新時代に、劇場の盛衰、俳優の進退、新演劇の勃興など世の移りと人の動きの目まぐるしく生々しい物語。伊原敏郎(青々園)博士の日本演劇史研究としての随筆版基本図書の復刊。

A5判、352頁     ISBN978-4-7905-0143-5

3,885円
(本体3,700円)
「半七捕物帳」解説
                          2刷出来
岡本経一著
岡本綺堂の養嗣子で、青蛙房創業者である著者は、明治42年生まれ。編集歴70余年で引退後も手許に本をはなさず。旺文社文庫『半七捕物帳』全6巻に書いた「解説」に、附録として半七本初出の平和出版社刊『半七捕物帳』のうち「お文の魂」原本複写版を載せて、平成21年の今年、満100歳の記念出版。

四六判、128頁、2刷  ISBN978-4-7905-0807-6

1,575円
(1,500円)
 手前味噌
                         新装版
三代目中村仲蔵著 郡司正勝校註
門閥の外から身をおこして、ついには座頭(ざがしら)の地位にのぼった名優三代目中村仲蔵。出生から大成までを克明に記録した稀有の自伝。「仲蔵の工夫はゑらいものなり。市中も轟くほどの大評判なり」は仲蔵開花の演技こしらえのくだり。


A5判、528頁      ISBN978-4-7905-0129-9 

5,460円
(本体5,200円)

 劇場往来
                      新刊
高橋誠一郎 著
慶應義塾創立150年にあたり、日本芸術院院長、国立劇場会長、文部大臣等を歴任し、文化勲章を受章した名誉教授・高橋誠一郎の芝居随談、第2冊目。「絵すがた」「三田育ち紳士録」「芸と人と」「古典芸能の伝承」「御摂国立劇場」「昔の歌舞伎−藤浦富太郎氏との対談」の6章53項。貴重な芸能資料である。


四六判 304頁 新刊 ISBN978-4-7905-0371-2
2,940円
(本体2,800円)
 芝居のうわさ
                      3刷
高橋誠一郎 著
團十郎・菊五郎・左團次から玉三郎まで、舞台の芝居と浮世の演技を、明治・大正・昭和にわたって観つづけた慶應義塾名誉教授・高橋誠一郎。17回忌にあたり、芸能に関する膨大な著作の中から厳選した8章39項。経済学史の著作は多いが、芝居随筆集としてまとめられるのは初めてである。


四六判 292頁 3刷 ISBN978-4-7905-0367-5
2,940円
(本体2,800円)
 武家編年事典
                   新装版2刷出来
 稲垣史生編
『江戸編年事典』の市井町家に対して、武家の世界を扱う。天正18年の家康入国から大政奉還まで、その治世を一年毎に記録していく編年体の武家の実態。お家騒動、敵討、殿中刃傷、大名廃絶、大奥の事件など。武家の補任表・幕府代官表が附録。新装版。

四六判二段組 728頁   ISBN978-4-7905-0503-7
定価5,985円
(本体5,700円)
 江戸編年事典
                    新装版2刷出来
 稲垣史生編
江戸の社会・経済ぜんたい、犯罪、心中、自然災害など、年ごとの編年方式「江戸庶民年代史」。天正~元和期、寛永~慶安期、元禄前後、享保~寛保期、延享~天明期、寛政~文政期、天保~慶応期に大別。女郎の買い方・化粧の仕方・恋文の書き方など「実用江戸風俗帳」が附録。 新装版。

四六判二段組 688頁   ISBN978-4-7905-0502-0
5,985円
(本体5,700円)
 三田村鳶魚 江戸武家事典
                     新装2刷出来
 稲垣史生 編
江戸時代考証の基本書。時代考証の至宝・三田村鳶魚の遺した「江戸叢書」を二千項目に分けて読物事典に編む。武家の公・私生活、職制、政治、刑罰など。附録に徳川将軍・幕府重職・町奉行・幕府職制の一覧表、諸大名配置表、大奥女中の昇進系統、幕臣の給与表ほか。

四六判 544頁 2刷  
ISBN978-4-7905-0500-6
定価4,725円
(本体4,500円)
 三田村鳶魚 江戸生活事典
                       新装2刷出来
 稲垣史生 編
『三田村鳶魚 江戸武家事典』の姉妹編。やはり鳶魚の「江戸叢書」から市井町家の風俗を十章三千項目に分けて読物事典に編む。旅と飛脚・財政経済の実際・火消の制度・僧と庶民・やくざと非人・女人総記・風俗備要・花街と岡場所・各種の興行・地誌景観に大別。附録に通貨表・風俗年表ほか。


四六判 564頁 2刷  ISBN978-4-7905-0501-3
定価4,725円
(本体4,500円)
 江戸落語便利帳
  附「落語事典ー長編人情噺・文芸噺編」


                     2刷出来
 吉田章一著
著者は『増補 落語事典』の東大落語会のメンバー。落語に出てくる言葉で引けば江戸風俗が絵入りでわかり、江戸の事物を引いたらそれを使う落語の演題にたどりつくというこの本。重宝この上なく、さらに落語ファン待望の、堂々110頁にわたる附録の「落語事典―長編人情噺/文芸噺編」が巻末に。江戸に落語に「自由限無」。自由なこと限り無し…で落ちましたでしょうか。

四六判 392頁 2刷  ISBN978-4-7905-0252-4
定価3,360円
(本体3,200円)
 七代目春風亭柳橋 お直し
                         新刊
 鈴木 直 編
「お直し」は御存じ廓ばなしで、書名に掲げたのは、前著『七代目春風亭柳橋・至福の古典落語』の続編ということ、柏枝の八代目襲名が決まる、つまり「柳橋」の名と芸が続く慶びをかけた。桂三木助、そして先代柳橋から芸をうけた正統派の古典落語家・七代目柳橋に惚れ込んだ大手ゼネコンのサラリーマンが、耳に染み付いた柳橋落語と遺品のネタ原稿をつけあわせるという難行をこなす。古典落語七編、番外編「落語入門」、間近に接した柳橋の人柄や語録。

四六判 232頁 新刊  ISBN978-4-7905-0293-7
1,995円
(本体1,900円)
 七代目春風亭柳橋
        至福の古典落語
                          3刷
 鈴木 直 編
志ん朝と並び称された江戸ッ子噺家・七代目春風亭柳橋の三回忌記念出版。「古典落語の権化」「生きる化石」などと言われた通好みの柳橋落語のかずかずをじっくり味わい、おおいに笑っていただきたい。われらが団塊サラリーマン、新感覚・本寸法の落語速記および解説を著わす。

  四六判 304頁 3刷 ISBN4-7905-0292-9
2,625円
(本体2,500円)
 増補 落語事典
                    
8刷出来
 
東大落語会編
落語のプロ・アマ必携のロングセラー。
「百花園」や「文芸倶楽部」に載っている明治期の速記本から最近の刊行物に至るまで、あまねく文献をあさり、伝承され磨きあげられた古典落語のすがたを一堂に集めてその説話を比較検討した。落語の梗概と解説1260篇。題名50音順、掲載の速記本明記。解説に、はなしの別名・原話・東京と上方の比較・速記本・得意にした噺家・サゲさまざま。新装改訂版。

四六判二段組 624頁 8刷  ISBN978-4-7905-0576-1
4,935円
(本体4,700円)
 旧事諮問録
                         新装版
 旧東京帝国大学史談会編
将軍、大奥、御庭番までの生活や秘話奇談。幕府役人の打ち明け話。
明治24年、当時の帝大学者たちが幕末勤仕の多彩な諸役を経歴した古老に聞いた速記録。公式の文書にあらわれない、私の暮らし向きの打ち明け話は、その語り口に、いかにも幕末武家の風格が窺われて、読物としての面白さも無類。

A5判 416頁 新装版  ISBN978-4-7905-0871-7
定価4,200円
(本体4,000円)
 幕末の武家
                       新装版
 柴田宵曲編
詰め寄る外国人公使に「お役人」狼狽。江戸が終わる現場からの報告書。
明治20年代から30年代にかけて、江戸会誌・同方会誌・旧幕府など、旧幕臣の手になる雑誌が出た。幕末資料として貴重な文献であるが、その中に、みずから体験した思い出を語った実録がある。特ダネやおもしろい読物を集めた。

A5判 376頁 新装版  ISBN978-4-7905-0872-4
定価4,200円
(本体4,000円)
 森の石松に会う
                      新刊

 矢野誠一 著
「俺ァ、惚れ込んだ次郎長親分に斬られたのかい、嬉しいねえ」石松はそう言って帰って行った。愛すべき人物は、死んでも馬鹿がなおっていなかったのだ。好きなひとと好きな話をして、笑ったり泣いたり呆れたり、随筆の達人・矢野誠一は聞き上手でもある。藝界や文学界のぐっといい話がいっぱい。

四六判 240頁 新刊  ISBN978-4-7905-0277-7
1,995円
(本体1,900円)
 西国坂東 観音霊場記
                     新装版

 金指正三 校註
安らぎを求めて、江戸びとも現代びとも観音様を心に抱いて札所を巡る。霊場を巡拝する習俗は平安期に始まり、江戸時代に最盛期を迎えた。各地の観音の縁起利生譚の子細な記録「西国三十三所観音霊場記図会五册」と「三十三所坂東観音霊場記十冊」の二点を一冊に完全復刻。

A5判 二段組 428頁 新装版 ISBN978-4-7905-0142-8
4,620円
(本体4,400円)
 星占い星祭り
                   6刷出来
 金指正三著
権力者は国家安寧を 庶民は除災招福を
天上にかがやく星々に祈願する
中国伝来の天文道・陰陽道・道教・密教が入りまじり、日本的に展開していった星信仰。わが民族思想の中にすっかり溶け込んで、庶民の妙見信仰におよび、宿曜道・九曜星・九星による吉凶禍福の判断など、今なお庶民の星に対する拠りどころである。

A5判 320頁 5刷      ISBN978-4-7905-0870-0
3,570円
(本体3,400円)

 かるた「新・養生訓」
薬いらずの老いじたく

                        新刊
 鈴木 昶 著
現代版養生法をかるたで拾い読み。医療ジャーナリスト鈴木昶が、薬漬けになっている危機的状態の医療を憂いて書き下ろした、いろはかるた形式47章の健康エッセイ集。各章に門井隆幸画の江戸漫画絵札が附く。

四六判 200頁 ISBN4-7905-0428-X
1,890円
(本体1,800円)
 歴史小説の人生ノート
                            新刊
 清原康正著
著者は日本ペンクラブ理事、日本文藝家協会編纂委員等をつとめる。歴史小説の面白さは、主人公と作家の人生がクロスしていることを発見することでもあり、ともすれば読者の人生観を変えてしまうほどのエネルギーを蓄えている。厳選の歴史小説13作品から、人の拓いて行く道を詠む。

四六判 224頁 ISBN4-7905-0328-3
 
1,995円
(本体1,900円)
 松井須磨子 芸術座盛衰記

                         新刊
川村花菱著
文芸協会「人形の家」から、カチューシャの唄で評判をとった「復活」、最後の「カルメン」まで僅か八年で散った名女優・松井須磨子。芸術座結成から解散までかかわった劇作家が、間近で見てきた島村抱月との愛憎劇と舞台内外を回想。貴重図版100。

四六判 320頁 ISBN4-7905-0125-6

2,940円
(本体2,800円)
 綺堂年代記
                  新刊

 岡本経一編
綺堂13回忌記念出版から55年ぶり、待望の復刊。編者の師で養父の岡本綺堂(明治5年~昭和14年)の語ったこと、書き残したものを主に人生を辿る。綺堂の筆の味わい棄て難く、正字・旧仮名のままに。


四六判二段組 512頁 ISBN4-7905-0808-0
3,990円
(本体3,800円)
 江戸結髪史
                       新装改訂版
 金沢康隆著
女も男も伊達を競い、結髪は空前絶後の美観に到達
日本髪と呼ばれる髪型はみな江戸時代の産物。それは女性風俗の華ばかりでなく、日本風俗史上の一大偉観だった。女の本能と感覚がどう変化発揮されたか時代別に分類考証。男髷(まげ)を含め多種多様の髷型を生んだ社会機構を考証。図版200余。

四六判 376頁 3刷      ISBN4-7905-0508-1
品切
 江戸服飾史
                       新装改訂版
 金沢康隆著
江戸びとのしぐさに寸分隙もなく調和する「着物」
庶民の知恵と経験とが積み重なって、生活のなかの服装文化に独特の華が開いた。小袖、帯、下着、上衣、袴、補助衣装、かぶり物と、その素材も形も多様なのは鎖国で独自の文化を深めた故である。江戸期きもの百科。図版150余。

四六判 400頁 4刷       ISBN4-7905-0509-X
品切
卒サラ川柳 不良老人たちの溜息
                          新刊
 企業OBペンクラブ編著
「何をして遊ぼうと俺たちの勝手さ。どうだ、羨ましいだろ」という安部譲二氏の熱いエールの帯を本にキュッと巻いた。詠み手は定年の壁の向こうの懲りない面々で、国内外の各地の第一線で活躍した元企業戦士たち。サラリーマン卒業前・卒業後の想いを、「年増」「恥」「枯れ」など味わいさまざまの17兼題にぶつけ、各句に添えたエッセイや小説は川柳からあふれ出したオトコの溜息。

四六判 200頁       ISBN-7905-0423-9
1,890円
(本体1,800円)
 笑わせる側の人生
                         新 刊
矢野誠一著

芸能評論家の矢野誠一は寄席演芸の変遷とともに芸人たちの生きざまを間近に見つめてきた。エノケン、トニー谷、エンタツ・アチャコ、ロッパ、秋田實、藤山寛美、松尾貴史、マルセ太郎、金語樓、三平、歌笑、圓生、小さん、志ん朝、志ん生など、笑わせる側で苦悩し、輝いた面々の記録である。

四六判 200頁  ISBN4-7905-0276-7
 
定価1,995円
(本体1,900円)

 バッハから銭形平次
  野村胡堂・あらえびすの一生
                      新 刊
 藤倉四郎著

野村胡堂は、別名あらえびすと号してクラッシック音楽評論の先駆者となり喝采をあびた。胡堂との親交19年の著者が、前著『カタクリの群れ咲く頃のーーハナ夫人』(大衆文学研究賞)に続いて、音楽評論の面にとくにスポットをあて、日記や手紙の実証をもとに、まことの野村胡堂年代記を練り上げた。

四六判 416頁  ISBN4-7905-0335-6
定価2,940円
(本体2,800円)

 さらば銀座文壇酒場
                         新 刊
 峯島正行著

かつて銀座で「文壇酒場」と称された一群の酒場がたいへんに繁栄を続けた時代があった。執筆の疲れと孤独を癒しに、作家たちは夜な夜な銀座に現れる。艶然として迎えるは、吉行淳之介曰く「良質の友」たるしたたかマダムたち。文壇人をめぐる銀座酒場盛衰記。

四六判 216頁    ISBN4-7905-0374-7
定価1,995円
(本体1,900円)
 時事川柳ノススメ
                          新 刊
 千葉朱浪著
傑作川柳を味わう本はたくさんある。愛好者たちの「作句に必要なことのみギュッと詰まった手引書が欲しい」という声に、読売新聞の川柳欄その他の選者で活躍する千葉朱浪が応えて、入魂の書き下ろし。基本あっての「毒笑、快笑」。川柳学問ノススメである。

四六判 224頁     ISBN-4-7905-0424-7

1,995円
(本体1,900円)
 江戸東京伝説散歩
                            新 刊
 岡崎柾男著
「江戸」から今日「東京」までの天下をゆるがす大事件、妖怪変化・七不思議、色と欲の怨念犯科帳の現場を、怖いものみたさに歩いてみる。詳細で楽しいイラストマップ付き16コース。
著者は劇作家で演出家、NHK文化センター講師などで大活躍。

四六判 168頁     ISBN-7905-0445-X

1,890円
(本体1,800円)
 落語国検察録
                 新刊
 田子忠雄著
古典落語が「事件」として現在の検察庁に送られたとき検察官はどう処理するのか。
元最高検察庁検事の著者「ご隠居検事」が立ちあがり、落語国の懲りない面々の供述に悩まされながらも、冷静沈着、秋霜烈日、ときに抱腹絶倒の検察ぶり。笑いばなしでは済まされなかった。

四六判 248頁 ISBN4-7905-0303-8
2,310円
(本体2,200円)
 世事見聞録
                  新装版・3刷出来
 武陽隠士著
 本庄栄治郎校訂
 瀧川政次郎解説

武士、百姓、寺社人、医薬業、陰陽道、盲人、公事訴訟、諸町人、遊里売女、歌舞伎芝居、米穀物雑穀など、江戸期文化文政度の世相を実際に見聞きして評論した本著は、江戸研究の基本図書の一つである。本庄博士の旧校訂本を新たに読みやすくして復刻し、瀧川博士独自の長編解説をくわえて、利用価値がさらに増す。
A5判 328頁        ISBN4-7905-0114-0
3,675円
(本体3,500円)

「上方落語ノート」
正編・続編・三集・四集

桂米朝著 

正編 四六判 308頁 ISBN4-7905-0260-0

続編 四六判 304頁 ISBN4-7905-0261-9

三集 四六判 296頁 ISBN4-7905-0262-7

四集 四六判 272頁 ISBN4-7905-0263-5

人間国宝認定、文化功労者。落語界の重鎮にして博覧強記。軽口噺、芝居噺、口合いだんだん、古老の聞書きなど、およそ上方落語に縁のある自由自在な考証物語。

各2,940円
(本体2,800円)

鎌倉武家事典
                     新装版
 出雲 隆編
源頼朝挙兵の治承4年から、北条高時の亡んだ元弘3年まで154年、鎌倉幕府興亡の歴史を編年体に編んだ読物事典。1年ごとに京都の宮方と鎌倉の武家方の体制表を初めにおき、その年の事項事件表、さらに重要項の解説。

四六判二段組 648頁   ISBN4-7905-0530-8
5,985円
(本体5,700円)
志ん生のいる風景
                       8刷出来
 矢野誠一著
「五代目古今亭志ん生、いちばん好きな落語家である」という著者は、かつて〈精選落語会〉をプロデュースしてホール落語に一時代を画した。伝記でもない解説でもない、著者が間近に接した志ん生、その人と芸を語って恣意的な心象録。

四六判 272頁   ISBN4-7905-0270-8
2,625円
(本体2,500円)

 落語の江戸をあるく
                      新刊
 吉田章一著
落語は江戸の世相人情や市井の風俗習慣が凝縮されている。ならば覗いてみたい。訪れてみたい。
落語国への道は、噺の道標をたどりながら、あちらこちらへ10通り。
ご案内は東大落語会会員で「落語散歩の会」主宰の“寄席の大向う”吉田章一が勤めます。

四六判  168頁          ISBN4-7905-0251-1
1,890円
(本体1,800円)
東京落語散歩
                 4刷出来
 吉田章一著
東京を落語にかこつけて歩いてみる。落語に登場する八っつぁん、熊さん、ご隠居、そして仇な師匠にも出会えそうな街をひと巡り。落語の舞台、落語家の旧居や墓所、寄席の跡など、ゆったり半日コースがイラストマップ付きで20コース。

四六判 168頁 4刷       ISBN4-7905-0250-3
1,890円
(本体1,800円)
 長唄びいき
               3刷出来
 池田弘一著
長唄の物語の現場を見て来よう。ストーリーをもっとよく知り、噛みしめて、味わって、人間の哀しみや愛しい想いが感得できなければ、よく唄うことなど出来ようはずがない。
長唄14名曲を厳選し、その物語の伝承を追って各地を歩き廻り、さらに膨大な資料の裏付けで、よく聴き、よく唄うために執念を燃やす、社団法人義太夫協会監事で芸能学会理事の「長唄びいき」がつづる長唄読本。

四六判 456頁 3刷      ISBN4-7905-0369-0
4,095円
(本体3,900円)

江戸語事典
                     新装版
 三好一光編
武家に対する公式の場での話し言葉から遊廓をひやかして廻る客の言葉まで、さらに老若男女の違いなど、江戸市民の日常語一万語の解説と、実例としてあげた作品800余点。市井の人間模様が奔放に躍動する。江戸の言葉はかくも面白い。

四六判二段組 944頁   ISBN4-7905-0512-X
6,825円
(本体6,500円)
新修五街道細見
                       新装版
 岸井良衛編
江戸期の東海道・甲州街道・中仙道・奥州街道・日光街道、およびその支線を含めた道中記の集成。原典は安政期を中心に万治から明治までの16冊が基になっている。本書は中ほどに江戸日本橋を置いて、それから左右のページへ道中の関所、渡しの川、橋、見える山々、名物、宿屋、問屋の記載と広がる地図の形をとっているのが面白い。附録に大判街道地図。

四六変形角判 380頁    ISBN4-7905-0513-8
5,775円
(本体5,500円)
不機嫌な作家たち
                       新 刊
 祖田浩一著
昭和30年代。今日出海、松本清張、子母澤寛、水上勉……
どの作家もみな我儘で、威張っていて、多忙ゆえにいつも不機嫌だった。新聞小説の原稿を受取りに、作家のもとに毎日通い詰めた、通信社時代の著者の、悲哀と苦闘の記録。

四六判 272頁    ISBN4-7905-0334-8
2415円
(本体2,300円)

江戸・町づくし稿 別巻
                          新装版
 岸井良衛
江戸末期の切絵図を中心にして、町の読みかた、歴史、道、横丁とか小路、川、堀、橋、坂、谷、池、字名、異名俗称、井戸、稲荷、自身番、名主、主な商家などを古い文書や随筆などから丹念に抜き出してゆく。単に町の地名連記ではなくて、江戸期の町づくりの政治経済や、風俗世相の変遷を織り込んだ、読物事典。
別巻は江戸郊外(品川・目黒・渋谷・世田谷・杉並・豊島・王子・板橋・荒川)、諸職・諸商人・諸師・諸芸案内、江戸地誌年表、出典書解題、総索引。

四六変形角判 236頁     ISBN4-7905-0518-9
3,150円
(本体3,000円)
江戸・町づくし稿 下巻
                         新装版
 岸井良衛
現・台東区(下谷区・浅草区)、現・墨田区(本所区・向島)、現・江東区(深川区・城東)の町の読みかた、歴史、道、横丁、川、堀、橋、井戸、坂、谷、稲荷、自身番、名主、主な商家などを丹念に調べあげた読物事典。切絵図・風俗図65。

四六変形角判 396頁     ISBN4-7905-0517-0
4,935円
(本体4,700円)
 江戸・町づくし稿 中巻
                          新装版
 岸井良衛編
現・港区(芝区・赤坂区・麻布区)、現・新宿区(四谷区・牛込区)現・文京区(本郷区・小石川区)の町の読みかた、歴史、道、横丁、川、堀、橋、井戸、坂、谷、稲荷、自身番、名主、主な商家などを丹念に調べあげた読物事典。江戸の町づくり。切絵図・風俗図70。

四六変形角判 388頁        ISBN4-7905-0516-2
4,935円
(本体4,700円)
 江戸・町づくし稿 上巻
                          新装版
 岸井良衛編
江戸の人びとが各家に備えていた広域ガイドマップである江戸切絵図をもとに、エリアごとに探しやすいよう現在の区分けに分け、町名の読み方、歴史、道、横丁とか小路、川、堀、橋、坂、谷、池、字名、異名俗称、井戸、稲荷、自身番、名主、主な商家などを古い文書や随筆などから丹念に抜き出して、読めば江戸の町が眼前にひろがる仕掛け。
上巻は、現・千代田区(麹町区・神田区)、現・中央区(日本橋区・京橋区)。
単に町の地名連記ではなくて、江戸期の町づくりの政治経済や、風俗世相の変遷を織り込んだ読物事典。

四六変形判 360頁        ISBN4-7905-0515-4
        お待たせしました
 昭和40年に初版、昭和50年に再版、その後「まだか、まだか」の重版のご期待になかなか応えられませず、世は平成となり、江戸開府400年の今年、じつに28年ぶりに新装版として復刊のはこびとなりました。 まことにお待ちどうさま。
4,935円
(本体4,700円)

人形師 「 原 舟月 」 三代の記
                       新刊
 絵守すみよし著
祭りは江戸の夢であり、山車に飾る人形は
江戸ッ子の誇り、魂そのものであった。
山車人形・雛人形づくりの名人で、江戸を代表する
人形師「原 舟月」の三代を追う。
◎これまで、雛人形や山車人形、根付などの研究が別々で、名人・原秋月の全体像がつかめていなかった。舟月に関する情報を丹念に整理していくと、初代から、明治半ばの三代までのそれぞれの生涯があきらかに。図版50余。
四六判 200頁          ISBN4-7905-0333-X
2,205円
(本体2,100円)
聞書き七代目 橘家圓蔵
                    新装改訂版
 山口正二著
一家離散で幼少より転々生活。諸職転々後に桂文楽に入門、さまざま迷って吉原の妓夫太郎、幇間の廻り道。許され出直して、苦労の末に大看板のてんてん人生。

四六判 280頁     ISBN4-7905-0291-0
2,730円
(本体2,600円)
聞書き五代目 古今亭今輔
                      新装改訂版
 山口正二著
名うての頑固師匠、五代目古今亭今輔。『老稚園』『おばあさん三代姿』などの新作落語で名を成すまでの意地と、信念の心構えと、夢の一代記。

四六判 272頁       ISBN4-7905-0290-2
2,730円
(本体2,600円)
江戸府内 絵本風俗往来
                       新装版
 菊池貴一郎・文並画
江戸ごのみ待望 !!
古書市場で高嶺の花となっている、明治三十八年刊東陽堂版の復刻版。青蛙房版も二十八年ぶりの新装版。
総456頁に図版頁300頁以上。前編に12ヶ月往来の光景、中編に12ヶ月家中の光景、後編に内外の別なく雑の部とする。江戸に生まれ育った市井の好事家が、みずから見たままを、町のなかの季節の移り変わり、町家、武家の行事のさまざまの姿を、文に絵に、時日をかけ、手間をかけて描いた、悠々たる蓄積。

A5判 456頁         ISBN4-7905-0109-4
4,515円
(本体4,300円)

 新宿っ子夜話
                  新刊
 野村敏雄著
歌舞伎町や副都心の
大都市イメージからは想像もできない
旧くは江戸から昭和初期まで
人情の町「新宿」に生きた
新宿っ子たちのナマの声と姿

四六判 280頁       ISBN4-7905-0382-8
2,520円
(本体2,400円)
 江戸風俗語事典
                    新装版
 三好一光編
洒落に冗談 言い抜け からかい うわさ話・・・
芝居の世話物は生きた風俗である。俗語・遊里・雑芸・市井・犯罪の種々相を、江戸の明和安永期から明治の中期まで、鶴屋南北・河竹黙阿弥を中心に歌舞伎脚本にあらわれた江戸の言語風俗の考証を基準とする読物事典。

四六判二段組、 464頁      ISBN4-7905-0510-3
4,725円
(本体4,500円)
 江戸生業物価事典
                   新装版
 三好一光編
江戸の衣食住 そして遊興の通り相場は・・・
『江戸風俗語事典』の姉妹編。やはり、南北・黙阿弥らの歌舞伎狂言に用例をもとめ、職業・物価・医薬・信仰・飲食・店舗の各篇にわたり、さまざまな階層の市井びとの生活の知恵やこころの動きがいきいきと感得される。

四六判二段組、464頁      ISBN4-7905-0511-1
4,725円
(本体4,500円)
 落語『死神』の世界
                     2刷出来
 西本晃二著
欲をかいて死神を怒らせ寿命が尽きるという、外国ダネで近代落語中興の祖・三遊亭 円朝が仕立てたという落語『死神』の原話を追う。フランス・イタリア文学者の著者 が、落語『死神』の原話追求にのめりこんで15年。ついに類をみない落語研究かつ死神譚研究の読本が完成した。

四六判 352頁 2刷      ISBN4-7905-0305-4
3,360円
(本体3,200円)

 荷風の誤植
             2刷出来
 矢野誠一著
「エッセイの達人の極上エッセイ」と書評で絶讃。文学界、芸界、読書の三章に分けて、各界のこぼれ話、上等のうら話、讃辞、悼辞、味読した本とその著者のエピソードが満載のエッセイ集。

四六判 208頁 2刷      ISBN4-7905-0412-3
1,995円
(本体1,900円)
 江戸里神楽の
 源之助

              新装版
 松本源之助著
 大崎春哉編

七つの時から舞台に立ってこの道ひとすじ七十年。
狐が種まく福をまく 神輿が街行く山車が行く
その口車に乗せられて 語り明かした身の上ばなし
神楽師・松本源之助のすべてを魅せまする。

四六判 248頁      ISBN4-7905-0370-4
2,415円
(本体2,300円)
 お笑い作家の
 東京漫才うらばな史

 遠藤佳三著
あの昭和四十年前後の爆発的なお笑いブームのなか、東京の漫才は本当に元気だった。
「東京漫才についての本が少ない」という大阪人の紙つぶてに呼応!
東京にも空前のお笑いブームがあったこと、泣き笑いの漫才コンクール、そして、それらにかかわった著者自身の作家デビューから現在までを織り交ぜてつづる。

四六判 272頁 2刷      ISBN4-7905-0364-X
2,730円
(本体2,600円)

 二代目さん
  二代目 桂 春團治の芸と人
                          新刊
 河本寿栄著
初代の陰にかくれて、あまり語られることのなかった二代目春團治。五十回忌を記念して、いちばん身近にいた夫人が語った一代記。
笑って、泣いて、手に汗にぎる名人伝説。

四六判、288頁      ISBN4-7905-0286-4 
2,940円
(本体2,800円)
 精神科医の落語診断

 中田輝夫著
現代の心の病気のさまざまや治療現場のあれこれを、飲んべえ親子やヒステリー大家、恋わずらいの娘など、落語の噺の中の住人たちの行動や気質に当てはめて解説する。

5刷、四六判、280頁      ISBN4-7905-0300-3
2,625円
(本体2,500円)
 落語に学ぶメンタルヘルス

 中田輝夫著
「多重人格」や、過食・拒食の「摂食障害」など、ストレス時代の現代の心の病気を、落語に登場する人物にあてはめて分析する。
精神科医の心の健康エッセイ第2冊目。

2刷、四六判、272頁      ISBN4-7905-0301-1
2,625円
(本体2,500円)

 落語と情報学
=========猫も、杓子も、インターネット


 石川弘道著
「落語」でいえばコンピュータは扇子と手拭。シンプルで多様な情報化社会の小道具である。
「落語」をよりどころとして、情報学における数々のテーマを考察いたしますが、エェ、お笑いも申し上げます。暫くお付き合いのほどを。

四六判  216頁      ISBN4-7905-0302-X
2,205円
(本体2,100円)
 評伝・SFの先駆者
 今日泊亜蘭
(きょうどまりあらん)
「韜晦(とうかい)して現わさず」の生涯

 峯島正行著
今日泊亜蘭が昭和36年に発刊した『光の塔』は、戦後最初の日本の作家による長編SFであるのみでなく、SF史の中でも屈指の傑作といわれる。
30数ヶ国語に通じ、異色の思想家としての顔を持つ今日泊亜蘭を中心に、SF草創期の人間群像を活写した力作。

2刷、四六判 256頁      ISBN4-7905-0376-3
2310円
(本体2,200円)
 衣食遊住がらくた館

 絵/中原道夫
 文/矢野誠一
石油やコンピュータと無縁だった、貧しくはあっても心ゆたかだった昭和の暮しを彩ってくれたなつかしい小道具の数々100品が、いま甦る。矢野誠一のショート・エッセイに、「銀化」主宰の俳人・中原道夫が絵を添えた、ゴージャスでノスタルジックな大人の絵本。

四六判 216頁      ISBN4-7905-0411-5 
2,520円
(本体2,400円)
 明治の寄席芸人  
              新装改訂版
 六代目 三遊亭圓生
明治27年の「三遊社一覧」というビラには、落語、講談、色物の芸人たち160余人の本名と住所が記されていた。明治生まれの圓生師匠がその一人一人について考証した。寄席育ちの長い芸暦で見聞きした特ダネもたっぷり。写真40葉。
「全部調べて、さァ、材料はうんとこさ集まったが、あんまり沢山あると、腕のない板前は、どう料理していいかまごまごするばかり・・・・・助言に頼りながらのありさまはヘボ将棋が駒を動かすが如くで、いやはや面目ないことでございます。どうやら明治27年の三遊派の名簿については、やっとまとまりましたので、ごらん下さいまし。(「まえがき」より)

A5判 360頁      ISBN4-7905-0138-8
品切

西周夫人 升子の日記

 川嶋保良著
優雅な御殿づとめの日常に始まり、学者西周(にしあまね)の妻となって来客の接待におわれる。安政の大地震、井伊大老の死、大政奉還に際して徳川慶喜に召され、維新後は新政府に重用された夫西周。夫の長期不在、鳥羽伏見の戦いで京より江戸に母子で逃げ帰ることなど、激動の幕末から明治初期の、安政3年より明治8年までの22年間を綴る。読みやすくして解説を添えた。夫妻の貴重な写真や、西家系図、十二刻(とき)の江戸の時間表など、図版20枚。

四六判 216頁     ISBN4-7905-0455-7 
2310円
(本体2,200円)
餃子のミイラ

 小菅桂子著
美味しいおかずをもとめて、中国あじわい探訪
中国のレストランや屋台、はたまた友人宅や恩師宅の「本場中国料理」が食べたい。食文化研究家で博物館学を講ずる著者が、食いしん坊の学生やプロの料理人たちと中国を食べあるく。さながら動物園のごとき市場の食材にビックリしたり、シルクロードの博物館で餃子のミイラにも対面。しゃぶしゃぶのルーツ、正月は餃子で祝うなど、話題も満腹エッセイ集。

四六判 208頁      ISBN4-7905-0361-5 
1,890円
(本体1,800円)
新宿裏町三代記

 野村敏雄著
新宿といえば盛り場の代表格。明治期からその裏町に細民街があり、著者の家は明治20年代からこの町に貸家を造り始めた草分け家主の家系。木賃宿や共同長屋の職人、人夫、小商い、物売り、露店、乞食の末まで。町と人との合唱。

A5判 304頁 3刷      ISBN4-7905-0162-0
2,940円
(本体2,800円)
金色の翼にのって

 グリーリ栄子著
中村紘子、武満徹、小澤征爾らをフルブライト留学生として海外に送り出すなど、戦後の日本音楽文化発展に貢献したマルセル・グリーリ。その妻として、ともに音楽を、舞台芸術を愛し、内外の著名音楽家との交流をつづったエッセイ。

四六判 224頁 3刷       ISBN4-7905-0331-3
1,995円
(本体1,900円)
江戸の川あるき

 栗田 彰著
東京の地下に消えた江戸の川面がよみがえる
江戸は埋立ての人工の町。外堀、龍閑川、八丁堀、溜池、笄川、紅葉川、弦巻川、三味線堀、おはぐろ溝、曳舟川、洲崎川・・・。
造られた水路に商い船や遊びの船が往き交い、或いは生活排水が流された。現在の東京地図に重ね合せて考証し、丹念に歩いて実証した<まぼろしの水面>をたどる13章。絵地図付き。

四六判 200頁       ISBN4-7905-0451-4
1,995円
(本体1,900円
俳諧師芭蕉

 清水基吉著
「俳聖」芭蕉、その侘びつくした生きざまを描く
俳人として独自の境地を拓いた芥川賞作家の著者が、透徹した観照の冴えと、詩趣に富む名文によって描いたユニークな芭蕉像。久しく絶版中、その復刊を待望された名著。
【芭蕉作家でもない、評論家でもない、ただ四十年の上も俳句に踏み込んだ私には、彼ら芭蕉論者とはちがう鬱屈した気持がある】「あとがき」より

四六判 196頁       ISBN4-7905-0329-1
2,415円
(本体2,300円)
カタクリの群れ咲く頃の

 藤倉四郎著
作家であり音楽評論家の野村胡堂(あらえびす)を励まし、支えたハナ夫人の、真実の女性のきらめきの一生、夫婦愛の記録
第13回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞《評論・伝記部門》受賞

四六判 448頁 3刷       ISBN4-7905-0332-1
2,940円
(本体2,800円)
寄席楽屋帳          新装改訂版

 六代目 三遊亭圓生著
1900年生れ、高座生活70年の年輪がとらえた高座のうちそと。のちに落語協会会長、レコード『圓生百席』吹込、御前口演の出世。
好評『寄席育ち』に続く待望の改訂新版。

A5判 372頁       ISBN4-7905-0151-5
品切
上方落語ノート

 桂 米朝著
「芸能東西」に連載した、軽口噺、芝居噺、口合い、ネタ裏おもて、新作落語、古老の聞き書きなどおよそ上方芸能に縁のある自由自在な考証物語。米朝師匠の語り口は、堅い話も柔らかく染め直し、上方落語のムードを盛り上げる。
※続編・三集・四集も好評発売中

四六判 308頁 9刷      ISBN4-7905-0260-0
2,940円
(本体2,800円)
東京小芝居挽歌

 中川 哲著
著者は東京生れ、芝居小屋めぐりの子供時代を過ごし、自身も多芸多才の芝居通である。わけても汗と熱気で興奮の歌舞伎「小芝居」好み。貴重な写真や筋書き、芝居絵などが多数入って、洒落た芝居語りの思い出ノートをつづった。

四六判 232頁 2刷      ISBN4-7905-0366-6
2,415円
(本体2,300円)
江戸商家と地所
-江戸草分け町家の存続と守成-

 鈴木理生著
家康より拝領の土地を継ぎ伝える商家の生きざま
家康公から拝領した土地を、徳川の世が終って現在の東京まで連綿と続いてきた商家(現・柳屋)の伝承記録をもとに、江戸期に限り「拝領土地」の幕府の執拗な調査に対する三十四通の回答書控を読み解く。地所相続権の証券化の実証であり、お役人(幕府)の今昔かわらぬ姿勢と、巧みにかわして生き残ろうとする地主町人のたくましさ。

四六判 228頁       ISBN4-7905-0441-7
品切
四代目 市川小団次

 永井啓夫著
「名人小団次」と今も噂に残る四代目の詳細な伝記
文化九年、江戸日本橋に市村座の火縄売りの子として生まれ、九つで役者になって下積みの辛酸をなめた。作者河竹黙阿弥と提携し、弘化四年から江戸芝居で活躍するまでに、地方や大阪で修行し、その足跡は東西芸能交流史ともなる。底辺から出発した俳優の、やがて灼熱した火の玉のように輝き、すぐに消えていった小団次の生涯をつづった。

四六判 312頁 2刷       ISBN4-7905-0368-2
3,150円
(本体3,000円)


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