荒川区のマイスター

 

9.2002年11月受賞者

    鮮魚を調理する技術では他の追随を許さない、高い技術を有しています。

   その技術を生かして、関東水産物商業共同組合が主催する講習会に

   講師として招かれ、若手組合員の技術向上に貢献して来ました。

   同共同組合では、理事等の要職も歴任しています。

   また、地域との関わりも大切にしていて、荒川区内で開催される東京都

   中央卸売市場足立市場主催の料理教室には、毎回講師として参加する等、

   鮮魚調理技術の普及と継承の為に取組んでいます。  

   1級左官技能士として、伝統的な左官技法を修得し、その技術に応用・工夫

   を重ねて来ました。

   独自に開発した、島田式と云う技法は、耐久性が格段に向上し、風合いも

   優れいる事から、有名建築専門誌等に度々紹介されています。

   また、左官技能士を目指す若い人達の為に、検定試験用見本を製作する等、

   後継者の育成にも尽力しています。

   1級建築塗装技能士を始め、平成13年には東京都優秀技能者東京都知事賞を

   受賞しました。

   神社仏閣の伝統的な塗装技術に精通し、その技術を現代にもマッチする様に

   研究を重ね、その卓越した技術は、業界からも高い評価を受けています。

   また、東京都塗装工業共同組合では、建築塗装技能検定1・2級の主席検定員を

   務める他、東京都塗装高等技術専門校の校長として、後継者の指導・育成に

   力を注いでいます。

   ヘラ絞り技法に精通しており、ステンレスの様に硬くて加工が難しい材質で

   有っても、長年の創意工夫によって、精度の高い細工を加える事が出来ます。

   東京芸術大学、多摩美術大学等の要請を受けて、教授や学生にレベルの高い

   技術指導を行っている他、モノ造り教育の一環として、区内の中学校教師に

   指導する等、その優れた技術継承に、熱意を持って取組んでいます。

   和裁コンサルタント指導員の資格を持っており、延べ1000人以上の和裁教師を

   育てて来ました。

   教え子の中からは、多数の和裁1級技能士が輩出されています。

   綿入れ、内掛け等の縫製技術に優れ、美しい肩の線の出し方等は、かつての

   弟子達が、今尚教えを請い来る程です。

   大東京和服裁縫教師会で更新の指導に当る他、南千住と埼玉県蓮田市で

   和裁教室を開き、活躍しています。

    

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