Volume 14 Suppl. Nov. 2004

[1]緩和ケアの新しい視点
A 緩和ケアとは 山崎章郎

B これからの緩和ケアに求められる視点
1. 終末期における高齢者ケア 杉山孝博
2. 終末期における福祉的ケア 広井良典
3. 終末期における看護ケア 中山康子


[2]非悪性疾患と緩和ケア
A 痴呆の緩和ケア
1. 痴呆とは 繁田雅弘
2. 痴呆に対する医療の現状と展望 小林敏子
3. 痴呆への薬物の関わり 玉垣千春,他
4. 地域と痴呆性高齢者のケア 近森栄子
5. 痴呆の在宅終末期ケア
 もの忘れクリニック5年間の経験から 藤本直規,他
6. 施設における痴呆のターミナルケア 篠崎人理,他
7. 小規模多機能ホームにおける痴呆のターミナルケア 奥山久美子
8. 重度痴呆者の家族援助 松本一生
9. 痴呆の人とその家族のための介護諸制度 沖田裕子
10. 痴呆高齢者に対する法的支援 平田 厚
11. 重度痴呆症の高齢者とチームケア
 ソーシャルワーカーの立場から 福山和女
12. 重度痴呆者への支援ネットワーク
(1)介護負担への支援 −家族の立場から 尾之内直美
(2)望むところで望む生活 −宅老所の立場から 内海静子
コラム1:配食サービスを通じた痴呆高齢者への地域生活支援 小野晃代
コラム2:在宅トータルサポートの必要性 中森久子
コラム3:SOSネットワークを通して考える生活の質と命 岩渕雅子

B 神経難病(特にALS)の緩和ケア
1. 神経難病、特に筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは 今井尚志,他
2. 神経難病、特に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と告知 今井尚志,他
3. 神経難病(特にALS)の症状コントロール
(1)呼吸困難への対処 荻野美恵子
(2)嚥下困難への対処 園子
4. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者・家族の看護 栗原久美子,他
5. 地域支援ネットワークと多職種における神経難病へのケア
(1)神経難病患者への地域支援ネットワーク 木村 格
(2)神経難病に対する理学療法
  −主として筋萎縮性側索硬化症患者を中心に 田原邦明
(3)神経難病に対する作業療法
  −主として筋萎縮性側索硬化症患者を中心に 村尾貴裕
(4)神経難病療養者へのコミュニケーション支援 坂爪新一
(5)神経難病ケアにおける社会福祉・ソーシャルワーク
  −「そばに居続けること」「共に希望を探し続けること」 植竹日奈
(6)難病患者の心理とケア 後藤清恵
6. 神経難病(特にALS)の緩和ケア
(1)ALS治療ガイドラインについて 難波玲子
(2)ALS等神経難病の緩和ケア・終末期医療に関する医療者の意識について 伊藤道哉
7. 身体障害者療護施設における神経難病患者のケア 中村政子
8. 神経難病(特にALS)とピアサポート
 −真実(まこと)の告知を経て 舩後靖彦
9. 神経難病(特にALS)医療とQOL 中島 孝

C パーキンソン病の緩和ケア 齋藤豊和

D 慢性(末期)腎不全患者の緩和ケア
  −透析中止とその後のケアを中心に 春木繁一


[3]緩和ケアのさまざまな実践
1. 東京・山谷の「きぼうのいえ」での実践
   −地域資源を活用してホームレスを看取る 尾崎 雄
2.難病ホスピス
   −ありのまま舎での実践 山田富也
3.特別養護老人ホーム「さくばらホーム」におけるターミナルケアの実践
   −家庭の代替としての役割 櫻井紀子
4.にのさかクリニックでの実践 二ノ坂保喜