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訪問リハビリテーション実践事例ファイル

編集 全国訪問リハビリテーション研究会

 訪問リハビリテーションに従事するスタッフの教育をおもな目的として発行された『訪問リハビリテーション実践テキスト』に続く姉妹篇の事例集。
 北海道から沖縄まで、さまざまな地域から訪問リハの30事例を取り上げ、対象者の生活者としての地域特性上からも理解を助ける。また、疾患・障がいを脳血管疾患など5つに大別し、重症度を加味しながらの構成となっている。個別の事例では、障がいの背景、経緯、評価、アプローチとともに、その根底にある国際生活機能分類(ICF)がどのように関係しているかについて紹介している。
 訪問リハに携わっている現場のセラピストや、これから地域の障がい者に関わろうとするセラピストの方々に実践のヒントや醍醐味が随所にちりばめられている。


●定価 3,360円(本体3,200円) B5判 325頁


「いのちとは何か」という問いに向きあう看護者のための理解と実践の入門書
仏教看護入門

著者 藤腹明子(仏教看護・ビハーラ学会会長)

 大きな災害に直面し、身体的な「生命」のみならず、「こころ」への支援・分かち合いが多くの人にとって大切と感じる時代になった。危機に陥った状況にもかかわらず、人と人とのつながりの深さ、触れ合いの豊かさに気づきを得る光景がメディアなどを通じて頻繁に目にされた。その根底には、やはり日本の文化、宗教、国民性、歴史などを背景とした思いやりのようなものが伝わってくる。
 本書は科学的看護をもとにしつつも、科学や人間の力では解決できないことにも目を向け、より日本的な看護とは何かを具体的に、分かりやすく解説した仏教看護の入門書である。人にとって宗教とはどういう意味をもつのか。仏教伝来以来、密接な関係のあった看護との歴史はどうであったのか。仏教看護の定義、理論上の主張、方法論はどう示されるのか。仏教の真理の教えはどう看護に反映されるのか。仏教看護を実践するうえで大切なこととは何か。
 看護する者、される者の隔たりを取り払い、お互いの人間的成熟へ向けた看護のあり方と実際が願いや祈りとも相まって、看護を必要としている方に届いていくに違いない。


●定価 1,680円(本体1,600円) A5判 130頁


在宅ホスピス物語 死と生に向き合うとき

著者 二ノ坂保喜(にのさかクリニック 院長)

 在宅では、患者を病気によって区別しない。がん患者であっても、またそれが末期であろうとなかろうと、認知症であっても、神経難病であっても、同じようなケアを提供する。同時に、患者、家族、コミュニティのもつケアの力を引き出す。そのことを通して、自分自身が成長する。そのような場が、在宅ホスピスである。(本文より)

 
それぞれの人にその人だけの人生があり、誇りがある。それぞれの人にその人だけの家族があり、共有できる思いがある。在宅には、自分を大切にできる場があり、まわりからの愛があり、医療者の温かなまなざしのケアがある。死と生に向き合うとき、人生の新しい物語が始まる。


●定価 1,890円(本体1,800円) 四六判 217頁


生きる力の源に がん闘病記の社会学

著者 門林道子

 近年、闘病記という患者の声に社会が耳を傾けられるようになったのはなぜか。闘病記は現代社会で、また書き手や読み手にとって、どのような意味をもつのか。医療者と患者・家族がお互いの理解を深めて、より良い医療を協働してつくり上げていく際に闘病記が架け橋のように重要な役割を果たすという視点が本書の随所にちりばめられている。
 ひとが重い病を語るとき、生きることに死がともなって歩いてくる。一人ひとりの物語が時空を超えてこころの中に響いてくる。いのちへの尊厳と慈しみが生きる意味を感じるメッセージとなって、私たちに語りかけてくる。がんを病む語りの深淵を壮大な社会学的研究から解き明かす。
 困難な状況にあるがん患者を支える医療職、闘病者の思いに寄り添う社会学関係者、さらには本人・家族にとって深い語りの意味を知る手だてとなる書。


●定価 3,200円(本体3,048円) A5判 308頁


「生と死」の21世紀宣言 part4
−いま求められる学びと実践

責任編集 柳田邦男(ノンフィクション作家・評論家)
責任編集 萩山祥光(高野山真言宗教学部部長)

 死とは優れて哲学的・宗教的なテーマだが、あまりに死を理論的あるいは観念的なレベルで考えたり、研究したりしているだけでは、一般庶民の苦悩と向き合う場で活かすことは難しいだろうし、医療やケア・介護に携わる人々にとっても、現場のニーズにあった学びが得られないという問題も生じるだろう。もともと「21世紀高野山医療フォーラム」は、がんをはじめ様々な病気で苦しむ人々をその苦痛・苦悩からの解放を目指して始められたものであるから、やはり現場での実践から学ぶ「臨床の知」の視点を忘れないようにしなければならない。
 
−−柳田邦男氏

 病気を治し、ある時には癒し、生きる人やいのちを支えるには、多くの支えを必要とする。第一線の医療者、宗教者、文学者、その他の賢哲が生や死を通してのいのちのつながりを語る。


●定価 1,890円(本体1,800円) 四六判 254頁



臨床をしながらできる国際水準の研究のまとめ方
がん緩和ケアではこうする

著者 森田達也(聖隷三方原病院 緩和支持治療科)

 研究活動は、単に「何かを明らかにして終わり」ではなく、「結果を臨床現場にどのように伝えていくか」までが研究のまとまり。そして、患者さんに接する現場にどうやって研究結果を伝えて臨床に取り入れていくか、その仕組みづくりがますます重要になっている。
 研究にするのが難しいと思われがちながん緩和ケアの論文を国際誌に次々発表している著者が「おとしてはいけないポイント」と「世界では通用しない国内での常識」を説く。忙しいすべての臨床家と研究者の卵にそのエッセンスを送る。豊富な実例を挙げて、難しいことをやさしく解説。
 研究論文を書くことに関心をもつ医療現場の方が、国際的なレベルで通用する書き方を“技術”として身につけるために気軽に読める、これまでにない手引書。

●定価 2,520円(本体2,400円) A5 190頁



臨床力をつける緩和ケアの32章

著者 黒田俊也(横浜市立みなと赤十字病院 緩和ケア科)

 経過分類、系統的評価と管理、鎮痛薬の類別科、疼痛管理の3つのチェックリスト、呼吸困難予防の概念、血管ラインの保持性、予後週単位のケアなど、日常的に使いこなしている現場の知恵を具体的に表現し、読者に新しい視点をもたらす。
 また、緩和ケア施設に入院した患者に対する初期評価から日常管理・症状緩和、そして最期のケアに至るまでの方法論を網羅的かつ具体的に記載。患者の入院⇒療養⇒退院という時間軸にそって、医師やナースなど緩和ケアスタッフの日常臨床の理解を助け、これまでなかったかゆいところに手が届く1冊。

●定価 2,520円(本体2,400円) A5判 210頁



シリーズここからはじまる
50代からはじめるユーモア ゴルフと川柳

著者 柏木 哲夫

 50代で川柳をはじめ、少し時間が経った50代でゴルフをはじめた著者。素人はもとより、どんなにすばらしいプロゴルファーにもミスはつきもの。ただ、ミスを引きずらないのもプロの技である。
 本書は、アマチュアがミスを引きずらないためのテキストともなっている。ゴルフや日常生活のラウンド中、悔しい、腹が立つ、悲しいことが起こるたびにユーモアのセンスを発揮して、笑いでミスを吹き飛ばそう。日常生活の中のユーモアの一コマは、たとえば下記の川柳のよう。
 私のなかでゴルフと川柳が融合したのは、ゴルフ場のトイレであった。ゴルフを題材にした川柳がトイレの壁に貼ってあり、けっこう面白い。
 「今日こそ」が 終わってみると 「今度こそ」

●定価 840円(本体800円) B5判変形 66頁



冠難辛句 一片の言の葉(刃)でサラリとこころの煙突掃除

著者 山根 寛(京都大学大学院医学研究科)

 長い入院生活や療養生活の支援の中で語られた、病いを生きる人たちの思いや本音は、深刻になりかねないもの。そんな心のうちを、まろやかに、堅苦しくなく茶話(さわ)談義のように語れるのが、冠難辛句。直接自分の気持ちを伝えるには重すぎることや、うまく伝えきれないことも、冠難辛句の力を借りれば堅苦しくなく表現できる。医療の対象としてではなく身近な人として寄り添ってきた著者が、小気味良い言葉の数々を1冊にまとめた。
 最初の章では全句を載せ、次の章では句に関するエピソードを交えて句を解説、最後の章では詩歌療法や冠句の技法を説明するという構成。
 ゆとりある心を持って、自分の気持ちをそのまま表したくなる冠難辛句の世界へ、リハビリテーションに関わるセラピストを招待。

●定価 1,470円(本体1,400円) 四六判 224頁



活動分析アプローチ −中枢神経系障害の評価と治療−【第2版】

編集 山本 伸一(山梨リハビリテーション病院・作業療法士)
伊藤 克浩(山梨リハビリテーション病院・理学療法士)
小菅久美子(笛吹中央病院・言語聴覚士)
高橋 栄子(富士温泉病院・作業療法士)

 日常臨床でセラピストが遭遇する中枢神経系障害の活動課題を分析し、評価・治療の指針を解説。「上肢機能」「ADL・IADL」「高次脳機能障害」「食事」「移動」などのさまざまな活動や病態について、それぞれの特徴・見方を概説し、症例を挙げて実際場面で応用できるよう詳細に説明。
 改定版では、2005年の初版を全面的に見直し、大幅な加筆を行った。そして、「活動分析アプローチの臨床研究」「弛緩性上肢」「ポジショニング」など7つの新規項目を加え、旧版より70頁もの増頁となった。
 中枢神経障害のリハビリテーションに関わる作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の座右の実践書。

●定価 3,990円(本体3,800円) B5判 330頁


ナースのための
ホスピス緩和ケア手引帖

監修 西立野研二(ピースハウス病院院長)
編集 ピースハウス病院教育委員会

 ピースハウス病院では、新人職看護師のための自己学習ツール「ホスピスケア基礎知識チェックリスト −Personal Development Plan」を2001年度より導入してきた。そして、本ツールを用いて自己学習をしながら臨床を行い、ホスピス緩和ケアについての理解と実践能力を高めていくことを支援している。このプログラムを病院・施設でこれから緩和ケアを実践する看護師に役立つよう再編し、『ナースのためのホスピス緩和ケア手引帖』として刊行した。
 「質問編」の解答欄は、自分で学習して理解できるようにしている。「ガイド編」は単なる解答にとどまらず、関連知識もふんだんに盛り込んでいる。また、付録の達成チェックシートでは、学習の達成度を記入し、振り返りができるようになっている。その他、ブレイクタイムや学習からの発展内容のコラムも設けた。
 ホスピス緩和ケアの臨床にいるナースが基礎知識を無理なく身につけるための、これまでにない手引書。


●定価 2,940円(本体2,800円) A4判 254頁


介護期リハビリテーションのすすめ

著者 大田仁史(茨城県立健康プラザ管理者)

 リハビリテーションの技術は進んだとはいえ、障害を根治するほどではない。そうしたなか、介護期には右肩上がりの身体機能・能力向上をよしとする評価を離れ、新しいリハビリテーションの考えと手法の導入が必要とされている。
 10年後、20年後、30年後と、次々に超高齢社会の津波が押し寄せようとしている。それを乗り切るには、堤防を高くし(施設数を増やす)、津波(団塊)を崩す(健康寿命を延ばす)などの対策が考えられる。その前提として老いと死を捉え直すことから始め、本当の尊厳を支えるケアに到達する知恵が本書には盛り込まれている。
 どのような元気な若者も、たとえ老衰であっても、やがては介護を受ける。医療のなかに介護職を含めたリハビリテーションが確立されれば、改善が見込まれない人にもあたたかいケアのサービスが届いていく。


●定価 1,470円(本体1,400円) 四六判 140頁


秘伝 臨床が変わる
緩和ケアのちょっとしたコツ

編集 森田 達也(聖隷三方原病院 緩和支持治療科)
編集 新城 拓也(社会保険神戸中央病院 緩和ケア病棟)
編集 林 ゑり子(藤沢湘南台病院 がん看護専門看護師)

 EBMを知らないのは、必要な知識を失うことを意味する。ただし、知識に振り回されるのも賢明ではない。本書で紹介している「コツ」の中には、現在の標準的な緩和ケアのガイドラインや教科書で勧められていないものも含まれている。これらは今後、ひょっとして新たに妥当な方法であることが確かめられる糸口になるかもしれないし、勧められない治療法や手技であることが明確にされるかもしれない。読者の方々は、いささか眉に唾をつけるように「コツ」を読み、目の前の患者に何か生かす経験智はないだろうかという風に本書を生かしていただければと思う。緩和ケアの実践家64名が、多くの経験の蓄積から113の「コツ」を紹介した丸ごと現場のための1冊!


●定価 2,940円(本体2,800円) A5判 294頁


がん緩和ケア ガイドブック

監修 社団法人 日本医師会

 本ガイドブックは、がん対策推進基本計画の重点課題のひとつに掲げられている「治療の初期段階からの緩和ケアの実施」を推進し、がん患者およびその家族の苦痛の軽減ならびに療養生活の質の維持向上に資するため、がん対策推進委員会緩和ケア小委員会が中心となって、厚生労働省の委託事業として作成されたものです。また、緩和ケア全般について解説されており、がん患者の緩和ケアに携わるすべての医療従事者が「臨床ですぐに使える手引書」となることを目的として作られています。内容は、外来・在宅で使用されることを想定して、内服・貼付剤の使用方法を具体的に記しているほか、副作用発現時の対応、患者とのコミュニケーション方法など、在宅医療に関わる方々にとっても有用なものとなっています。


●定価 1,050円(本体1,000円) B5判 102頁


安楽死問題と臨床倫理
−日本の医療文化よりみる安らかな生と死の選択−

監修 日本臨床死生学会
編集 石谷邦彦(東札幌病院理事長)


 緩和医療において倫理的配慮が必要なのは論をまたず、各方面からのガイドラインの多くは倫理的配慮に基づいた手続きを提示している。しかし、その含むところは、安楽死についての本質的な議論を求めていると考えられる。そして、その議論には“そもそも医療とは何か”が問われており、ひいては日本の社会の死と生に関する文化そのもののあり様が問われている。
 現在、緩和医療で課題となっている「安楽死とは何か」「延命と緩和の間での選択」「生を否定しない立場」「倫理的配慮のガイドライン」「臨床倫理のコンセプトとプロセス」「パリアティブ・セデーション(緩和的鎮静)と安楽死」など重要な議論の検討が本書でなされている。それは日常の医療現場での臨床倫理の水脈にも通じるものであり、待望の1冊の刊行となっている。


●定価 2,520円(本体2,400円) A5判 152頁

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