◆著者 佐藤佳代子学校法人後藤学園リンパ浮腫研究所 所長)
 
リンパ浮腫は、リンパ管の機能が低下して起きる慢性疾患のひとつです。生まれながらリンパ運搬に障害があったり、がん治療での手術や放射線治療などの後遺症として生じることがあります。特徴として、リンパ浮腫症状は局部に出やすいのですが、その影響は全身にも及び、日常生活に支障をもたらすこともあります。このように生活に深く関わる病気でありながら、これまで治療やケアの必要性が十分に語られてきませんでした。
 現在、わが国のリンパ浮腫の治療として、「手術による外科的治療」と「手術をしない保存的治療」が行われています。とくに代表的な保存的治療である『複合的理学療法』を中心とした、暮らしのなかでのリンパ浮腫ケアに焦点をおいてまとめました。
 ※解説書の目次はこちら
 本体3,800円+税 ISBN 978-4-902249-39-2 92分カラー 解説書68頁