ノーマライゼーション実践学 ―凡人から達人をめざす作業療法士道―

第1部 作業療法実践学の歴史と医療・福祉の連携 大丸 幸
1 北九州市における作業療法教育の歴史
2 北九州市におけるリハビリテーション実践学の30年の歴史
3 医療・福祉の連携における作業療法
第2部 ノーマライゼーション実践学としての作業療法 大丸 幸
◆精神科作業療法とノーマライゼーション
1 精神科作業療法の事始め
2 精神病院での作業療法
3 精神科デイケアでの作業療法
◆地域作業療法とノーマライゼーション
1 生活リハビリの思想
2 痴呆になってもこの町でくらしたい
3 リウマチの方の在宅ケア
4 難病患者のリハビリテーション活動
◆北九州市の取り組みと作業療法士の役割
1 生活ニーズと障害者ケアマネジメント
2 福祉用具フィッティングと人材育成
3 障害者の健康づくり

第3部 ノーマライゼーション実践録
◆身近な人との接点から「生きていく、生活する」ことが変わる
佐藤裕司
◆当事者主体の作業所づくりにチャレンジ
五味晃二
◆地域・在宅生活を支えるのは個性豊かなネットワーク
吉田隆幸
◆発達障害支援を経て人の生き様を大切にする「くらし」の支援へ
志井田太一
◆リハビリテーションは急性期からのサービス業
白山義洋
◆株式会社リハビリテーション科から地域への発信
座小田孝安
◆“出会い”と“出愛”の作業療法
中川 昇
◆市議会議員になるぞ!──ノーマライゼーションへの戦略
中村義雄

第4部 ノーマライゼーションをめざしたこれからの作業療法に求められるもの
◆地域における作業療法に求められること
吉田隆幸
◆精神科作業療法に求められること
大丸 幸