遍路とは 遍路とは日本の各種の巡礼のなかで、四国八十八か所霊場を巡る巡礼をとくに遍路といい、その巡礼者そのものも遍路(お遍路さん)という。この文字は中世末から江戸時代初めに用いられ始めたもので、それ以前は「辺路」と書かれ、『今昔(こんじゃく)物語集』(12世紀前半)や『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』(12世紀後半)では「へじ」と読まれた。 これが海辺の路(みち)をさしたことは『今昔物語集』(巻31第14話)で明らかであるが、それには「四国辺地」と書かれている。このような「海辺ノ廻(めぐり)」の修行が四国の弘法大師(こうぼうだいし)信仰と結合して、弘法大師空海の旧跡を巡る巡礼になったのが遍路である。 今から約1,200年前、弘法大師が(42歳)人々に災難を除くために開いた霊場が四国霊場であり、札所ごとに弘法大使の逸話残っています。後に弘法大師の高弟等が遍歴したのが霊場巡りの始まりと伝えられています。人間には煩悩が88あり、霊場を八十八ヶ所巡ることによって煩悩が消え、願いがかなうと言われてます。 弘法大師と一緒に(同行二人) 南無遍照金剛共に八十八ヶ所巡り自分自身の変化また親族・友人の供養等人其々の思いで、遍路にする様です。 |
観音巡礼とは 観音巡礼の元祖は・・・西国三十三の札所巡礼が前進です。 大和長谷寺の徳道上人によって始められたと伝えられています。今日西国霊場の中興の祖と仰がれるのは、花山法皇です。十九歳のときに出家され、比叡山に上り、または書写山に性空上人を尋ね、熊野那智にもたびたび御幸されています。このように天台真言などの高僧や修験者らの間では修行の場を求めて、諸霊場を遍歴する人たちが多かったものと思われます。これらの人々によって西国の札所巡礼が益々盛んになりました。現存する最も古い西国巡礼の記録は、三井寺前大僧正行尊の「西国巡礼手中記」ですか、これによると現在の札所寺院名がそのまま挙げられています。札所番は時代により変わったこともありますが、現在の札所番は室町時代ごろに定まったとされています。札所番は時代により変わったこともありますが、現在の札所番は室町時代ごろに定まったとされています。 三十三箇所の三十三の数については、観音菩薩が衆生を救うとき、33の姿に変化することに由来する・・・観音菩薩を巡礼参拝することにより、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できると言われてます。 この 西国三十三箇所の観音巡礼を元に鎌倉時代の初めに坂東三十三霊場が、室町時代(15世紀末)に秩父三十三霊場(のちに一札所を加え三十四)が誕生します。それにより、日本百観音巡礼(長野県佐久市鳴滝の岩尾城跡にある大永五年(1525年)銘の石碑に、「秩父三十四番 西國三十三番 坂東三十三番」と彫られており、これ以前に日本百観音巡礼が考案されていたことが判明しています)が定まりました。この後日本全国地方伝わり、其々修行僧、その時代の主権者・領主により、それぞれの地方で観音霊場が生まれ、今でもて地元寺院・地元人よって観音霊場札所が守られています。 |
遍路・巡礼名 | 巡 礼 期 間 | |
四国八十八ケ所遍路 | 平成21年9月26日 〜平成22年10月15日 四国霊場開創1200年記念年 平成27年5月19日より2巡目を発願 |
満願 2巡目遍路中 |
坂東三十三観音巡礼 番外札所1寺 | 1回目 平成24年12月14日 〜平成25年4月6日 2回目 平成26年3月19日~11月8日 |
満願 平成26年 午歳御開帳2度目満願 |
西国三十三観音巡礼 番外札所3寺 | 平成24年10月22日 〜平成25年3月24日 | 満願 |
秩父三十四観音巡礼 | 1回目 平成24年12月14日 〜平成25年4月6日(4日間) 2回目 平成26年4月17日 〜平成26年10月11日(5日間) |
満願 平成26年 午歳御開帳2度目の満願 |
猿島坂東三十三観音巡礼 | 平成25年3月30日〜4月5日 | 12年1度(巳年)御開帳に巡礼致しました 満願 |
江戸六阿弥陀 | 平成24年7月 | 満願 |
最上三十三観音巡礼 | 平成25年5月13日~平成25年10月5日 | 満願 |
越後三十三観音巡礼 | 平成25年6月15日~7月12日 | 平成25年4月29日〜10月24日御開帳期巡礼 満願 |
葛飾坂東観音巡礼 | 平成26年3月18日~3月29日 | 平成26年3月18日~4月17日 12年1度午歳御開帳巡礼 満願 |
江戸三十三観音巡礼 | 平成24年10月8日~ | 巡礼中 |
美濃西国三十三 観音巡礼 | 平成26年4月13日~4月15日 | 平成26年4月6日~4月20日 御開帳巡礼 満願 |
大和十三佛巡り | 平成27年3月18日~3月21日 | 満願 |
東北三十六不動尊 | 平成25年9月26日~平成27年6月8日 | 満願 |